更年期を迎えた頃から、肌に原因不明のかゆみが生じたり、カサつきやすくなったり、湿疹ができたりと、今までになかったトラブルが生じ、悩んでいる人は少なくないようだ。そんな症状に漢方薬がおすすめと話すのが、皮膚科医の吉木伸子さん。
「漢方では、体に気(き)・血(けつ)・水(すい)という3つの要素があり、これらがバランスよく巡っている状態を健康ととらえます。でも、更年期になるとこれらのバランスが乱れやすくなります。例えば閉経が近づくと、生命エネルギーである『気』が不足して『気虚(ききょ)』という状態になることがあり、すると元気が出なくなって疲れやすくなり、皮膚も薄くなるのでかゆみなどが生じがちに」
また、『血』が不足する『血虚(けっきょ)』になることもあり、すると体が冷えて肌が乾燥しやすくなる、と吉木さん。
「このように更年期の肌トラブルは気・血・水の乱れが原因の場合があり、こんなときに効果的なのが漢方薬です。気が不足していたら気を補う漢方薬、血が不足していたら血を補う漢方薬などと、その人の体の状態に合った漢方薬を用いて体の不調を根本から改善していくため、肌トラブルも改善しやすくなるのです。
漢方薬は、更年期の体の不調があり、肌のトラブルもあるという人に特におすすめ。ただし、顔のたるみやシワなどの老化現象を漢方薬で改善するのは難しく、こういう悩みには美容医療が向いています」
では漢方薬の効果は、飲みはじめてどのくらいで出るのだろうか?
「湿疹などでは漢方薬を飲みはじめて1週間ほどで治る場合もありますし、長く患っているような皮膚疾患では長い期間飲み続けてゆっくりと効いてくる場合もあります」
漢方薬は、漢方薬を取り入れている病院や漢方薬局で処方してもらえるので、気になる症状がある人はお試しを。
イラスト/中村久美 取材・原文/和田美穂
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