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Wednesday, March 4, 2020

休校の給食ロス、少しでも減らそう 滋賀のフードバンク 食材受け取り、福祉施設へ - 毎日新聞 - 毎日新聞

2日の給食で使用予定だったジャガイモの入った段ボールを軽ワゴン車に運び入れるフードバンク滋賀の中村さん=滋賀県東近江市の蒲生学校給食センターで2020年3月4日午後2時59分、菅健吾撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い学校が臨時休校となる中、給食用食材の廃棄を防ごうという動きが滋賀県内でも始まっている。4日には、まだ食べられるのに廃棄される食品を一人親の家庭や子ども食堂などに届けている二つの市民団体が、蒲生学校給食センター(同県東近江市)から食材約400キロを受け取った。突然の事態で生じた食品ロスの危機を、少しでも減らそうという取り組みを追った。

 4日午後、同センターの駐車場。軽ワゴン車に段ボールに入ったジャガイモや大根が次々と積まれる。トラックの荷台には、菜の花など旬の野菜が運び込まれる。その量、菜の花90キロ▽大根160キロ▽ミツバ26・5キロ▽ジャガイモ120キロ――と調味料。市立小中学校計31校で予定していた、2日間分の給食の食材の一部だ。東近江市は全ての市立小中学校で給食を提供しており、市内3カ所の給食センターで1日計約1万3000食を作っている。全校が3日から臨時休校になり、2日も早退で給食は出されていなかった。

 受け取ったのは「フードバンクびわ湖」(同県甲賀市)と「フードバンク滋賀」(同県草津市)。寄付を受けた食品などを、子ども食堂や児童養護施設、社会福祉協議会などに配る活動を続けている。この日は、発注のキャンセルが間に合わなかった食品について東近江市教委から相談を受け、無償で提供を受けた。同センターは「食品の有効活用をしていただければ、ありがたい」と感謝する。

フードバンクびわ湖のトラックに積み込まれた野菜=滋賀県東近江市の蒲生学校給食センターで2020年3月4日午後2時58分、菅健吾撮影

 フードバンク滋賀は大根とジャガイモを段ボール計10箱と調味料数点、フードバンクびわ湖は残りの野菜や調味料を受け取った。フードバンク滋賀は大津、草津両市などの一人親家庭や1人暮らしの高齢者など、食材を必要としている約50世帯に配達。フードバンクびわ湖は、県社協や県内のNPO法人などと連携し、必要な場所に届けるという。

 フードバンク滋賀の中村勝人(かつと)副代表(57)は「食材は大切なものなので、何とかしたい思いがあった。感謝して必要な人に届けていきたい」、フードバンクびわ湖の堀豊共同代表(43)は「食品ロスが地域資源になるよう、必要な人に届けていきたい」と話した。

 フードバンクびわ湖は同県野洲市から牛乳3000本を受け取るほか、同県甲賀、守山、高島の3市から給食用の食材を受け取る予定という。【菅健吾】

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March 04, 2020 at 09:54PM
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