50代男性の肌の悩みトップ3は、「乾燥肌」「クマ・たるみ」「シミ」。中年に差しかかり、これらの肌の変化から、自身の老いを実感している人も少なくないだろう。
だが、東京・六本木の美容皮膚科「アオハルクリニック」院長の小柳衣吏子先生(47)によれば、適切なスキンケアさえおこなえば、見た目は若返るという。
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「男性は50代から、若々しく見える人とそうでない人の差が開いてきます。まずは1カ月、1日5分間だけでもスキンケアすれば、肌の見た目は変わってきます。
ほとんど何もケアしてこなかった男性がチャレンジすれば、50代からでも、お肌の偏差値はどんどん上がりますよ」
スキンケア商品は、どのような基準で選べばいいのか?
「国内の大手メーカーなら海外メーカーとは違い、日本人の肌質を研究したうえで、商品開発に生かしているので安心です」
花王、資生堂、ロート製薬といった大手の商品なら、まず安心ということか。スキンケア習慣を身につけて、周囲の女性たちから一目置かれる “高偏差値肌” を目指そうではないか。
小柳先生によると、洗顔は朝よりも夜が重要だという。
「男性は、女性よりも皮脂の分泌量が多く、年齢を重ねてもそれほど減らないものです。時間がたって酸化した皮脂は、肌へのダメージやにおいの原因になるので、夜、寝る前に必ず洗顔をして、肌の代謝を整えましょう。
ただ、乾燥肌の人は、乾燥を助長することもあるため、洗いすぎに注意です。また、これはスキンケア商品全般にいえますが、1週間~1カ月間使い、かぶれやニキビなどが出きないかを見極めましょう」
洗顔料には、スクラブ入りや炭入りなど、種類が豊富。清涼感が売りの商品には、アルコールが含まれている場合もあるので、敏感肌の人は要注意だ。
それから、洗浄力が強すぎる洗顔料は、肌に必要なバリア成分まで落としてしまうこともある。肌質が弱い人は、洗浄力がマイルドなココイルグルタミン酸Na、ココアンホ酢酸Naなどといった成分入りのものを選ぶべしと心得よう。
【how to 洗顔】
洗顔料は毛穴の奥まで届かせるためによく泡立てる。最初に皮脂が多いTゾーン、小鼻に泡を乗せ、そっと伸ばしていく。汚れを落とそうと強くこするのはNG
こやなぎえりこ
東京・六本木の美容皮膚科「アオハルクリニック」院長。美容皮膚科医として、男性を含む多くの患者の治療にあたる。日本皮膚科学会認定専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会専門医。著書に『美肌の王道』(日経BP社)がある
写真・福田ヨシツグ
モデル・美羽フローラ
取材&文・荒井達哉、福永千裕(A4studio)
(週刊FLASH 2020年6月2日号)
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May 31, 2020 at 06:00PM
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