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Wednesday, July 1, 2020

「水をまとう」肌になる洗顔料を開発 - PR TIMES

 これにより洗顔後の乾燥感を防ぐことができ、うるおい実感の高い洗顔料が実現できます。この知見は、今後のポーラ・オルビスグループの製品に活用される予定です。
※1 12~20個の炭素鎖と糖からなる成分。同じ成分表示名称で構造が類似のものと比べ、特徴的な機能を発揮する。関連リリース:「『乳化力・保水力・浸透力』 一人三役、環境にもやさしい独自成分を開発」(2020年6月30日)
 
  • 乾燥が課題となる洗顔料 
 洗顔料は、皮脂汚れなどを落とす一方、肌に必要な生体の保湿成分も洗い流してしまうため、洗顔後に乾燥感を生じることがあります。これまでにもうるおいを保持させるために水を抱える高分子の保湿剤などが配合されてきましたが、保湿剤が洗い流されてしまい肌に残らず、望むようなうるおい実感が得られないことが課題でした。そこで、肌そのものが「水をまとった状態」にできる製剤の実現を目指しました。
 
  • 角層に吸着し肌そのものの保水力を高める 
 洗顔後に「水をまとう肌」にするため、水を多く保持することができる性質と、角層に吸着し肌に残りやすくする性質を合わせ持つ新成分 「Mal(マルツー)2Far(ファー)」 を開発しました。この成分の洗い流しに対する耐久性を評価した結果、水で洗浄した後も4分の3以上が残ることを確認しました(補足資料1)。
 次に、角層を用いた洗浄実験で水分を保持する力を評価しました。既存の高分子保湿剤を配合した従来品と比較した結果、新成分を配合した開発品は、洗浄後の角層の水分保持量が3.5倍以上に高まることが確認できました(図1)。
 以上から、肌そのものの保水力を高める洗顔料が実現しました。この洗顔料で洗った後は、水をまとった肌になるため、次に使う化粧水などの肌なじみや浸透効果の向上も期待できます。

  • 天然由来の成分による環境負荷の低減
 今回開発した成分は、天然由来であり、肌だけでなく自然環境への配慮の観点からも有用です。今後この新成分を積極的に活用することで、サステナブルな製品の開発を加速したいと考えています。

<詳細は下記よりダウンロードの上、ご確認ください>
https://prtimes.jp/a/?f=d36737-20200702-6649.pdf

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