◇米国女子◇ゲインブリッジLPGA at ボカリオ 初日(27日)◇ボカリオGC (フロリダ州)◇6701yd(パー72)
過去2シーズンの優勝者ら29人が出場した前週開幕戦は18位と消化不良だった畑岡奈紗が、ボギーなしの5バーディ「67」で首位と4打差の5アンダー4位と好発進を決めた。
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「すごく良かった」とうなずくティショットの出来は開幕前の調整によるものが大きい。コースを訪れていたコーチのゲーリー・ギルクリスト氏からもらったアドバイスに加え、「自分の中でアレンジというか考えながらやった部分もある。うまく調子を整えられた」
ポイントはボールの位置を少し左足寄りにしたこと。「良いときはフォロースルーで左に振り抜ける感覚がある。それが先週は(軌道が)内から外に行ってしまっていた。上から打ち込めていないので距離も出ないし、右にプッシュが多かったり…ボールの位置をちょっと左にしたら、上から打ち込めるようになってきた」。フェアウェイキープに失敗したのは1ホールだけだった。
「(替えて間もない分)ああいうミスも出る」と振り返った16番(パー5)ではセカンドが乱れたが、残り122ydの3打目を9Iでピタリ。後半6番(パー3)も6Iでピンに絡めてバーディを奪った。「アイアンは自分の100%の状態ではないですけど、ピン方向に行ってくれるショットも増えてきた。ミスしても、外してはいけない方には行かなかった。それがボギーフリーにつながったと思う」と言った。
2年前には72ホール目で決めればプレーオフもパーパットを外して惜敗したコース。「自分のイメージでは得意という感じではないんですけど…」と笑いつつ「木に囲まれていてプレッシャーがかかるホールもありますけど。ターゲットが絞りやすいというか、なんか(逆に)いいのかな」。リベンジへの自信が見え隠れした。(フロリダ州ボカラトン/亀山泰宏)
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