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Monday, April 11, 2022

おろち号 雄姿あと少し - 読売新聞オンライン

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 JR木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」(2両、定員64人)の春季運行が10日、始まった。2023年度の運行終了が決まっており、地元や鉄道ファンからは惜しむ声が聞こえた。

 JR西日本米子支社によると、おろち号は1998年に運行開始。年間130日程度運転し、木次線全体の約1割にあたる約1万1000人が利用している。

 日・祝日の始発駅となる出雲市駅で開かれた出発式には、沿線4市町でつくる「出雲の くに ・斐伊川サミット」の代表らが参加。飯塚俊之・出雲市長が「四季折々の風景を楽しめるおろち号が、残念ながら来年終了する。最後まで支援していきたい」などとあいさつし、テープカットで祝った。

 丸山知事は「最後の2シーズン、おろち号の雄姿や沿線の風景、見所を楽しんでほしい」と述べ、佐伯祥一・同支社長は「運転開始から25年目を迎え、ありがたいことに1か月先まで満席。感染対策も徹底しているので、多くの方に乗ってほしい」と語った。

 おろち号の運転日は、5月末まで金・土・日曜と祝日に1日1往復(4月22日~5月8日は毎日運行)。金・土曜は木次―備後落合駅間で運行される。6月の運行はなく、7月以降の運転日は未定。

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