◇第72回安田記念(6月5日・G1・東京・芝1600メートル)
最強マイラーの称号を手にする鍵はダイエットにありそうだ。昨年のNHKマイルCを制したシュネルマイスターは、古馬と対戦した春の安田記念が3着で秋のマイルCSは2着。あと一歩で王座を逃すも、グランアレグリアなどマイル界の猛者たちが次々と引退した。今年は頂点に立つチャンス。ただ、手塚師はちょっとした悩みを抱えていた。
「少し太いかな。現時点で500キロくらいあるんだよね。だからって無理に絞ってもね。その辺りが今回のテーマになるのかな。馬が大きくなっているから難しいよ」。8着に敗れた前走3月のドバイターフは馬体重が発表されていないが、2走前のマイルCS(480キロ)と比べると20キロも太い。もちろん、成長分もあるだろうが、本番までにさらに絞る必要があるというのだ。
ただ、状態自体は悪くなさそうだ。1週前25日の美浦Wでは6F84秒8―37秒8―11秒5。アサマノイタズラ(4歳オープン)を0秒5追走して同入した。感触を確かめたルメールは「最初は体をあまり使わなかったけど、ハミを取ってから良かった。前走はナイター競馬でテンションも上がり気味だったけど、距離も1600メートルがベストだろうね」。前走の敗因はナイターと1800メートルの距離とジャッジ。今回は不安がないと強調した。
1600メートルは【2110】で東京コースは【2010】。間違いなく今回の条件はベストだ。師は「1600メートルに変わって、東京コースなら変な競馬にはならないはず。昨年の挑戦は勢いもあったけど、マイルCSくらい走ればチャンスはあるよ」。シェイプアップした姿で決戦の地に登場できれば、おのずと結果は出る。
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