首位と4打差の6位から出た畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)は、1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの77と5つ落とし、通算4アンダー、212で30位に後退した。16アンダーに伸ばした、首位アリー・ユーイング(米国)とは12打差。優勝争いからは大きく後退した。

前半は3番パー3でボギーが先行した。ティーショットがグリーンをオーバー。ラフからの第2打を寄せきれず、2・5メートル残ったパーパットを外した。さらに6番パー4は1メートルのパットを決められずにボギー。7番パー4では、4メートルのバーディーパットがカップに嫌われ、カップのフチを1周近く回ってこぼれた。8番パー3はティーショットを1・5メートルにつけたが決められずにパー。待望のバーディーは、9番パー4で奪った。第2打は寄せられなかったが、長い7メートルの下りパットを決めた。

ただ、これがこの日、最初で最後のバーディーとなった。後半最初の10番パー4は、ティーショットを右に曲げると、第2打もグリーンに届かず、3メートル残ったパーパットを外してボギーとした。伸ばしたいパー5の12番では痛恨のダブルボギー。フェアウエーからグリーンを狙った第2打が、グリーン右の池に入るなど、5オン2パットとなった。同じくパー5の15番も、ティーショットがバンカーに入るなどしてボギー。それでも最終18番パー4では、苦しみながらも4メートルのパーパットを決め、悪い流れを断ち切った形で最終日に臨むことになった。

ホールアウト後は「今日はショットも荒れてしまった。前半は、パッティングはいい感じで、自分の中では打てているかなと思っていたんですけど、それもなかなか決まってくれなかった。我慢できるところで、できなかったというのと、ミスしちゃいけない方に外してしまったのが大きかったなと思います」と、反省の弁を述べた。前半は、わずかにバーディーに届かない展開が続いており「前半は本当に、自分の中では、いいパッティングをしていたと思っていたので、それがなかなか決まってくれないと、少しフラストレーションもたまるというか。ちょっと流れに乗れなかったところはあったかなと思います」と、苦笑いを交えて話した。

「特に後半のパー5(2ホール)で、全部で3つ落としているので、そこのミスがなければ、また違った流れで回れたかなと思います」と、後半になって、一段とスコアを落とした苦しい1日を振り返った。それでも18番のパーセーブは「パーパットは、なかなか入っていない距離でしたけど、明日(最終日)につながる最後のパットだったかなと思います」と、前向きにとらえた。さらに最終日に向けて「ショットが少し右に曲がるところが多かったので、そこの修正と、パッティングを決めていかないとやはり(65で回り2位につけた)初日みたいなプレーはできないと思う。明日は最低でも、今日打ってしまった分を取り返して、トップ10を目指して頑張りたいなと思います」と、巻き返しを誓っていた。