神戸市中央区の神戸港沖で9月4日未明、水先案内人を運ぶパイロットボートが防波堤に衝突して5人が死傷した事故で、ボートを運航していた内海交通(神戸市中央区)は7日、死亡した船長と負傷した乗組員1人が事故前、別の船員2人と酒を飲んでいたと発表した。同社は船長以外の3人を同日付で懲戒解雇した。
発表では、神戸海上保安部による司法解剖で、船長の遺体からアルコール分が検出されたため、同社が負傷した乗組員を含む他の船員12人の飲酒の有無を調査。船長ら4人が事故前に待機場所で一緒に酒を飲んだことが確認された。他の複数の船員が過去に酒を飲んで乗船していたことも判明。同社で業務時間内の飲酒が横行していた疑いが強い。
船員らは同社の聞き取りに対し、「新型コロナウイルス禍で業務量が減った頃から飲んでいた」「次の乗船まで時間が空くので、少しくらい飲んでもいいと思った」などと弁明したという。同社は9月22日から神戸港でのパイロットボート運航を自粛。「安全管理体制を全面的に見直す」としている。
からの記事と詳細 ( 船員ら「次の乗船まで時間空く、少し飲んでも」…ボート衝突5人死傷で事故前に飲酒 - 読売新聞オンライン )
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