現地1月14日に行なわれたラ・リーガ第17節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダはアスレティック・ビルバオとの「バスク・ダービー」に臨み、ホームで3-1と快勝した。
この試合で出色のパフォーマンスを披露したのが久保だった。2トップの一角に入った21歳の日本人アタッカーがとりわけ圧巻の動きを見せたのが、1点リードで迎えた37分だ。元スペイン代表MFダビド・シルバからのパスを敵エリア付近で受けると、股抜きで相手DFをかわして左足を一閃。ビルバオ守護神ウナイ・シモンが守るゴールのニアを射抜くシュートで追加点を奪ったのである。
試合後に小さくない注目を集めたのは、この直後のシーンだ。
本拠地でのダービーで飛び出した鮮やかな一撃に本人も興奮したのか。ゴールを決めた久保はユニホームを脱いで喜びを爆発。さらにスタンドに飛び込んでサポーターと喜びを分かち合った。
スペインの全国紙『Marca』が「ルールでは、ユニホームを脱ぐ行為とスタンドでゴールを祝う行為の両方がイエローカードの対象になる、となっている。クボは素晴らしいゴールの後、退場になるべきではなかったのか?」と指摘。やはり久保の振る舞いに対するクアドラ・フェルナンデス主審のレフェリングを糾弾している。
もっとも、当人も冷静さを欠いたゴール後の振る舞いに反省を口にしている。試合後にフラッシュインタビューを受けた久保は「僕も興奮を味わいたいと思った」と語り、次のように振り返っている。
「2点目のゴールを決めた時、少しクレイジーになりすぎたと思います。イエローカードが出されてしまい、(球際で)あまり強くいけなくなってしまったんでね。それはずっと気がかりでした。もっと自分自身をコントロールできるようにしないといけないと思います」
自らの価値を高めるうえでも、重要なゴールを決めた久保。主審から2枚目の警告を受けなかったのは、幸運だったと言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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