【気象予報士解説】少しの雨でも…今後も注意を[07/05 19:50]
薩摩・大隅地方では引き続き、土砂災害に注意をしてください。
では５日朝からの雨雲の動きです。鹿児島県本土や種子島・屋久島には、断続的に小さな雨雲が流れ込みました。九州北部はまとまった雨雲がかかり、一部発達した雨雲も見られます。この時間は県本土の北薩付近で一部、雨脚が強まっているようです。
では、今月に入ってからの雨の量をご覧ください。すでに薩摩・大隅地方を中心に３００ミリ以上の雨が降っています。八重山や東市来では、平年の７月ひと月分の雨を超えています。土壌はすでにこれまでの雨で多くの水分を含んでいる状況です。
この後の雨の予想を見てみます。県本土や十島村にかけて、この後も断続的に雨となりそうです。そして、県本土の南側や種子島・屋久島では、６日明け方にかけて雷を伴う雨となるかもしれません。
さらに、この先動かしていきます。６日も県本土から十島村にかけて断続的に雨が降りそうです。ただ、５日よりは雨がやむ時間が長くなりそうです。
７日・金曜日は、県本土で再び雨が降り続く予想となっています。８日・土曜日になると再び前線が活発化する予想です。雨の中心は九州の北部となりますが、活発な雨雲が県本土にも流れてくるかもしれません。
今後は少しの雨でも土砂災害の恐れがあります。引き続きご注意ください。
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