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Friday, December 15, 2023

「ドライシンドローム」知ってる?肌、口、目、鼻も…“ドライマウス”口臭強く…誤嚥性肺炎の危険性も - FNNプライムオンライン

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特集は冬の乾燥対策です。空気が乾燥するこの時期、肌だけでなく、口や鼻も潤いがなくなり、いわゆる「ドライシンドローム」と呼ばれる症状が起きやすくなっています。
医師のアドバイスや保湿グッズを紹介します。


■気になる乾燥によるトラブル…

空気が乾燥しがちな長野県内。

乾燥対策に手を焼いている人が多いようです。

30代:
「カサカサして、粉ふいちゃったりとか。頻繁にハンドクリームとか顔とかは化粧水を付けたりしてます」

20代:
「(乾燥は?)めっちゃ感じます。乳液を、最後のスキンケアを保湿度高いクリームに変えてます」

40代:
「のどが痛いというか、乾燥する、いがいがする。顔が肌がカサカサします」


この時期、気になる乾燥によるトラブル。症状が進むとー。

ドライマウス研究会・斎藤一郎代表:
「『ドライシンドローム』という病気になります。日本語で『乾燥症候群』。冬になってくると、大気が乾燥しますので、より症状が顕著になるというのが特徴」

体じゅうが乾燥し不快な症状が起こる「ドライシンドローム」。

40代以上の女性は女性ホルモンの分泌が減少するため、特に症状が出やすいとされています。


■「ドライスキン」対策は 

長野市のクリニックでも肌の乾燥「ドライスキン」を訴える患者が増えているといいます。

わかこ皮ふ科クリニック・新保和花子院長:
「秋から冬にかけては、空気が乾燥して湿度が低下するので、それによって肌が乾燥する。暖房の使用によっても乾燥が悪化するという季節的な問題と、熱いお風呂や固い繊維のもので洗うという摩擦も皮脂を落として乾燥肌の原因になる。お子さんも皮脂の分泌量が少ないので、意外なんですけども、乾燥肌になりやすい」


新保院長は肌荒れやかゆみなどのトラブルを避けるには、早めの保湿と部屋の湿度を高く保つことが重要だということです。

わかこ皮ふ科クリニック・新保和花子院長:
「加湿器がない場合は、例えば洗ったバスタオルを干しておくとかも有効。特に洗顔後や入浴後は皮脂が落ちて乾燥しているので、早めに保湿剤を塗ってください。保湿剤は、1日1回よりも2回塗る方が有効と言われてますので、入浴後だけでなく、朝も塗っていただけるといいと思います」

保湿剤はヒアルロン酸やセラミド、グリセリンが含まれるものが有効。

唇の「カサカサ」は通常のリップの上からワセリンを塗ると、水分の蒸発をかなり防げるそうです。

対策してもかゆみや赤みの症状が出て悪化した場合は、病院に相談してほしいということです。


■口の中が乾くと、口臭が強く…

乾燥のトラブルは肌にだけではありません。

40代:
「のども乾くし、マスクはするようにしている。こまめに水分補給したり、飴を口の中に入れたりしてなるべく乾燥させないようにはしている」

唾液が減って、口の中が乾燥する「ドライマウス」。こちらも秋や冬に増えるそうです。

県歯科医師会・中島崇樹広報部長:
「お口の中がねばねばする、舌がひりひりする、口臭が強くなったという方はドライマウスの可能性。空気の乾燥した秋や冬に多く見られると思う。(夏に比べ)水分摂取量も減ってきて口が乾きやすくなるのもあるかもしれません」

口の中が乾くと、唾液で増殖が抑えられていた細菌が増加。口臭が強くなる他、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

また、細菌が肺に入って「誤嚥性肺炎」を引き起こすケースも。

■「ドライマウス」対策は

歯科医の中島崇樹さんに対策を聞きました。

県歯科医師会・中島崇樹広報部長:
「唾液の分泌を増やす方法としては、口をよく動かすことが大事。家でできるとしたら、かみ応えのあるガムやグミをかんだりすることを生活に取り入れていただくのが良い」

分泌を促す「唾液腺」のマッサージもおすすめ。

県歯科医師会・中島崇樹広報部長:
「耳の下、あごの付け根のところですね。3本から4本指で押さえていただいて、軽く押していく」

5回ほど繰り返す―。

県歯科医師会・中島崇樹広報部長:
「舌下腺と顎下腺はあごの下にあるので、親指をあてて、前の方に押す」


歯科医院で処方が受けられるスプレーやジェルも潤いを保つのに効果的です。

朝起きて、口の中がカラカラという人は寝ている間、口呼吸になっているかもしれません。

今は口が開くのを防ぐ専用のテープもあります。

県歯科医師会・中島崇樹広報部長:
「仰向けで寝ていると下あごが下がるんですよね。そうすると、口が必然的に開くので(テープに加えて)横向きになって寝ていただくことで、予防できるかもしれない。今年は雨も少ないですし、乾燥も強い感じがある。今後しばらくは気を付けていただかないといけない」

■乾燥対策のグッズ

ドラッグストアではー。

(記者リポート)
「こちらのドラッグストアでは、入り口を入るとすぐに乾燥対策の商品が販売されています」

ウエルシア長野三輪店・滝沢隆店長:
「11月中旬から12月に入ってから、急激に乾燥肌の相談が増えてきている状態」

「乾燥肌」対策には全身に使える乳液タイプのものや、かゆみを抑えられる成分が含まれたものが人気です。

ウエルシア長野三輪店・滝沢隆店長:
「部位としては腕や足、特にすねの乾燥が気になる(人が多い)。痒くて困るという方が多く、相談が増えている印象」

■ドライアイ、ドライノーズも…

「ドライシンドローム」には、肌と口以外にも目にかゆみや痛みを感じる「ドライアイ」と、鼻の中の粘膜が乾燥しホコリやウイルスを外に出す働きが鈍る「ドライノーズ」があります。

店では「ドライアイ」対策の目薬や、鼻用の保湿スプレーも売れ行きが好調です。

ウエルシア長野三輪店・滝沢隆店長:
「鼻の中の乾燥、鼻腔が乾燥してムズムズするとか、ウイルスの感染対策という部分でも心配だということで(売れている)」

冬場、特に気を付けたい「ドライシンドローム」。工夫や対策を怠りなくして快適に過ごしたいものです。

長野放送

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