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Wednesday, February 5, 2020

肌人生も100年時代! 調律ケアで素肌力をアップ。 - VOGUE JAPAN

ベースメイクのトレンドは、どんどん薄く自然な仕上がりになっているし、ファッション的な観点からも厚塗りは避けたい。クリニックの美肌治療も、分かりやすいパンプアップやリフトアップが敬遠される今、求められているのは、原点に戻った“素肌”の美しさだ。

Photo: Rido/123RF

「これからは肌の耐久性を考えるべき」と提唱するのは、皮膚科専門医の津田攝子先生。「今は人生100年時代。建築物と一緒で、メンテナンスを怠れば土台は確実にもろくなります。 30代、40代から100年もつ耐久性に優れた肌を養うスキンケアにシフトしなければ。そのために必要なのが、紫外線や酸化ダメージを防ぎ、炎症をこまめに鎮静化する全方位バリアケアです。年齢とともに一発逆転は効かなくなるし、付け焼き刃はもちません。小さな揺らぎを見逃さず日々修復する調律ケアこそ、ビューティフルエイジングの極意です」と断言する。

環境汚染が進み、ストレスフルな現代社会では誰もが微弱炎症と隣り合わせ。それはエイジングを加速させ、耐久性も落ちてしまう。

セレブ御用達のフェイシャリスト、ニコラ・ジョスさんは、「毎日のスキンケアに貪欲になりすぎないことも大事」と警鐘を鳴らす。「情報に振り回されて新しい化粧品を次から次へと試すのは肌の負担。過剰なクレンジングや汚れを残したままベッドに入るのも禁物です。スキンケアのルーティンはできるだけシンプルに、肌に過度な刺激を与えないこと。その分、適度な運動やナチュラルな食生活、ホルモンバランスなど体の内側に意識を向け、ストレスを減らすよう心がけると、肌にもいい結果が」

Photo: Ammentorp / 123RF

化粧品そのもの以上に、それと向き合うマインドが大事、と力説するのは、美容ジャーナリストの永富千晴さん。「美しさの基準が多様化し、なりたい肌、好きな肌も人それぞれ違う時代。でも、魅力的な肌を持つ女性には共通点があり、化粧品そのものより使い方にこだわっていると感じます。たとえばブランドのラベルより感覚を信じて化粧品を選ぶこと。環境や体調、年齢で変わる肌のコンディションに敏感で、必要なものを足し引きできること。理論を理解し、一つ一つのケアを丁寧にすること。同じコスメでも付き合い方次第で肌の反応も変わるはず」

素肌力を底上げするためには、一発逆転より日々コツコツ調節、トゥーマッチより正しいコスメでシンプルケア、ミクロよりマクロ。アップダウンの少ない健康な肌で、明日も100年先も楽しい人生を。

『VOGUE JAPAN』3月号「素肌力の真実」では、3人のスペシャリストたちへの取材をもとに、紫外線ケアやクレンジング、潤いケアアイテムなどこの先もずっと“現役肌”でいるためのコスメを紹介。肌力を底上げするためのヒントをぜひチェックして。

話を聞いたのは……
津田攝子
皮膚科専門医。津田クリニック副院長。ドクター津田コスメラボ代表。正しい皮膚理論の もと、原因にアプローチして確実に効くスキンケアを開発するドクターズコスメのパイオニア。
永富千晴
美容ジャーナリスト。さまざまな角度から美容を追求し、ライフスタイルや恋愛、仕事に絡めたリアルなビューティー情報を発信。会員制ビューティーコミュニティ「club C.」も主宰。
ニコラ・ジョス
フェイシャリスト。スカーレット・ヨハンソンやヒラリー・スワンク、メーガン妃ら、多くのセレブを手がける。英『VOGUE』誌等の各国のメディアでも、独自のスキンケア理論を提唱。

Text: Eri Kataoka Editor: Toru Mitani

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