最新テクノロジーによって細胞レベルにまで働きかける商品が続々と登場しているエイジングケア。アラフィフ世代にとってありがたいことだけれど、それが肌にどう効くテクノロジーなのか、わかるようで実はわかっていない言葉も多いのでは? そこで今回、今話題の最新ワード「肌の知性」「タンパク質循環」について開発担当者に教えてもらった。
◆注目の最新キーワード「肌の知性」
「例えば何かを触って熱いと感じるとき、神経細胞は隣の細胞とカルシウムイオンを次々に交換して脳に情報を伝えます。この、神経や脳にあるイオンの通り道が表皮細胞にも存在します」とは、資生堂グローバルイノベーションセンターの櫻井菜海子さん。そして生まれたのが『肌の知性』を高める独自のアプローチである。
「脳は知性を司る重要な器官ですが、実は脳と同じように表皮にも、自らよい刺激と悪い刺激を見極める力があります。それが肌の知性です。表皮細胞の中にはカルシウムイオンや塩化物イオンといった、+と-の電荷を持ったイオンが存在しています。表皮細胞にあるイオンの通り道は、よい刺激だけを通してイオンのバランスを良好に保つのですが、内的・外的なストレスを受けると、よい刺激と悪い刺激を見極めることができなくなり、細胞内のイオンバランスが乱れてしまうのです」
これが肌の知性が低下した状態で、肌本来の機能がきちんと働かず、さまざまなトラブルの原因に。肌の知性を高める成分を探して完成したのが、独自成分スキンイルミネーターだ。
「イオンの通り道は、年齢で減るものではないと考えられています。年齢を問わず、肌の知性は高めることができるのです」
大人にこそ勝機あり。肌の知性を高めるケア、始めてみては?
◆注目の最新キーワード「タンパク質循環」
「肌は水分58%、タンパク質27%、脂質14%と、タンパク質が大きな割合を占めています。ところが、一日に体内で必要なタンパク質約200gのうち、実は食事で摂取するタンパク質は約80g。残りは、体内で古くなったタンパク質が分解され、新しいタンパク質へとリサイクルされているのです」とは、花王 スキンケア研究所の稲葉さやかさん。
しかし年齢とともに、タンパク質を分解する能力が低下し、糖化タンパク質も増えてくる。
「糖化タンパク質は約20種類もあります。花王はより効果的な糖化対策を打つため、なかでも肌との関係性が高いことを確認した糖化タンパク質CMLに注目。アミジノプロリンとニンジン抽出液に、CMLの形成を抑える働きがあることを突き止めました」
さらに花王は、細胞が持つ、古いタンパク質を分解する働き『オートファジー』に着目。
「2013年からオートファジーの権威である大阪大学の吉森保教授の指導の下、肌のオートファジー活性が年齢で低下することを発見。ローズマリー抽出液とフィトスフィンゴシンに、その低下を防ぐ効果を見出しました」
分解できないやっかいものを作らせないと同時に、古いタンパク質を分解する力を高める。花王が見出したこのダブルのアプローチが、肌のタンパク質循環をサポートする。
イラスト/内藤しなこ 取材・原文/永田みゆき
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February 19, 2020 at 10:06AM
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