神奈川県座間市のアパートで若い女性など９人の遺体が見つかった事件の裁判は、２６日午前中、遺族の意見陳述が行われ、「遺族が少しでも癒やされるためには、被告がこの世から消えること以外にない」などと述べました。
このあと検察による求刑が行われる予定です。
２０１７年１０月、神奈川県座間市のアパートで男女９人の遺体が見つかった事件では、白石隆浩被告（３０）が性的暴行をしたうえ９人を殺害し現金を奪ったなどとして強盗殺人などの罪に問われ、被告の弁護士はいずれの被害者も殺害されることに同意していたなどと主張しています。
判決の前の最後の審理となった２６日は午前中、８人目の被害者となった横浜市の２５歳の女性の兄が意見陳述を行い、「事件のあと私は心を失いました。遺族が少しでも癒やされるためには、被告がこの世から消えること以外にありません」と述べました。
そして検察が「すべての被害者が首を絞められた際に必死に抵抗していて、殺害されることを明らかに拒絶していたことにほかならない。被告の法廷での証言は客観的事実と一致し自然かつ合理的で、信用性が否定されないのは明らかだ」と述べました。
このあと検察による求刑が行われる予定です。
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November 26, 2020 at 10:01AM
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９人殺害 遺族意見陳述 求刑へ｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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