
アビスパから復帰の遠野がいきなりの大仕事
お膳立てしたのは、アビスパ福岡から復帰を果たした遠野大弥だ。途中交代で入ったポジションは右ウイングだったが、インサイドハーフの旗手怜央が右サイドに開く動きと入れ替わるように中央に顔を出して、田中碧からの縦パスをうまく引き出した。 「碧から良い縦パスが来ました。最初はワンタッチで叩こうと思ったのですが、敵が来ていなかった。うまくターンして自分でシュートを打とうと思いましたが、悠さんが良い動き出しをしてくれたので、あとはそこに出すだけでした」(遠野) 中央で相手守備陣を引きつけると、そのスペースに走り込んでいた小林の動き出しを見逃さなかった。走り出していた足元に届く丁寧なパスを配給すると、昨年のチーム得点王は、身体をひねりながら鋭く振り抜いてファーサイドにねじ込んだ。 「自分の特徴である動き出しで、相手よりも先に動いてパスを出すスペースを作って、大弥が良いボールをくれました。あとは思い切ってコースに打ちました」(小林) 流石の勝負強さだった。「値千金」という形容詞がつきがちな劇的な決勝ゴールである。ただこの1点は、チームにとってだけではなく、小林自身にとって特別な価値があるものだと感じた。 というのも、実は小林はガンバ大阪相手にほとんどゴールを決めたことがなかったからである。
意外にも、約10年ぶりにガンバから得点
歴代9位のJ1通算120ゴールを記録しているストライカーでありながら、彼がリーグ戦で得点したのは、2012年に決めた1点のみ。意外なことに、その後ガンバ大阪相手には約10年近く得点を奪えておらず、特に近年は、守護神・東口順昭にことごとく決定機を防がれていた。普通であれば入っていてもおかしくないようなシュートを、幾度となく防がれていた歴史が小林にはあった。 そのことを小林に尋ねてみたことがある。去年のリーグ対戦前の談話だが、彼は東口の実力に賞賛の言葉を素直に述べている。 「僕は東口選手が日本で一番セービング力が高いと思ってます。日本代表で一緒になった時もすごいなと思った。決めたいですね、良いGKなので」 素晴らしいGKだからこそ、その東口からゴールを決めたい思いを口にしていた。ただ昨季3度の対戦でも、結果的に守るゴールネットを揺らすことは出来ぬまま、シーズンを終えている。そんな、なかなか超えられなかった壁を超えて生まれたのが、今季最初のゴールだったということだ。試合後、自身のさらなる成長を目指し、今季の目標をこう口にした。 「昨年を上回る成績を残せるようにしたい。ACLもあるので、さらに多くのタイトルを取れるようにしたいし、個人としてはもう一度得点王を目指して頑張りたい」
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