
積算5627km マニュアルもタッチモニターで
text:James Attwood(ジェームス・アトウッド) translation:Kenji Nakajima(中嶋健治) ボルボXC40のタッチモニターに、1Lのエンジンオイル補充が必要だとメッセージが表示された。対処手段を調べるのに、マニュアルを開く必要はなかった。 【写真】コンパクト・クロスオーバーのPHEV ボルボXC40 純EV版も (93枚) モニターをタップすると、必要なマニュアルのページが表示された。タッチモニターで向上する利便性の1つだ。エンジンオイルは無事に補充が終わり、何事もなく走っている。
積算5936km PHEVの事前の充電は大切
プラグイン・ハイブリッド(PHEV)のエンジンを動かし、駆動用バッテリーを充電することは効率的な手段だとはいえない。そのためか、ボルボはその機能をインフォテインメント・システムへ表示させないようにしている。 ほぼ充電が空の状態でXC40に乗り、週末にスーパーマーケットで買い物を済ませ、急速充電器で充電できた容量は40%ほど。事前の充電が大切だと、燃費を見て実感させられた。
積算7118km 便利なボルボ・オンコール
英国のロックダウンの合間を縫って、PHEVのボルボXC40で少し足を伸ばすことにした。出発時点のバッテリー充電量は約70%。スーパーマーケットで予め充電していた。 普段はアンドロイド・オートを利用することが多く、その時も、XC40でいつもどおりスマートフォン側のナビを使ってしまった。ボルボ・オンコールという、専用アプリの利用を忘れていた。
少し戸惑うブレーキペダルの反応
そのアプリで往復のルートを設定すれば、効率的に電気エネルギーの利用を計算してくれる。でも利用しなかったから、帰路はほとんどガソリンエンジン頼りの走行。燃費は11.5km/Lくらいに留まってしまった。 多くの場面でXC40 リチャージT5は、ガソリンエンジン版のXC40 T4と変わらず運転できる。扱いやすく、高速域でもリラックスして長距離移動を楽しく過ごせる。 電気モーターからガソリンエンジンへの主役交代もスムーズ。モニター式のメーターパネルは、どのくらいアクセルペダルを踏み込めばエンジンが起動するか、ちゃんと教えてくれる。 駆動用バッテリーでの走行中は、とても上質。ただし、ブレーキペダルの反応を除いて。 というのも、ブレーキペダルの反応が一定ではなく、少し戸惑う場面がある。Dレンジで運転中はフィードバックが薄く、クルマを止めようと踏んでいる時でも、充分な反応がないように感じてしまう。 手動でBレンジに切り替えると、回生ブレーキが強く効くようになる。ところが今度は、逆に反応が過敏に感じられる。何度か経験して予見していない限り、ブレーキングがギクシャクしがちだ。
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