久留米記念決勝 吉田拓矢(26=茨城・107期)が単騎で捲りを決めて優勝。吉田は昨年12月の佐世保記念以来、記念2度目の制覇となった。
取鳥がスタートを決めて取鳥―桑原―山田―吉本―岩本―吉田―稲川―門田―香川で周回。赤板から門田―香川で上昇。その上を山田―吉本、単騎の稲川も続き打鐘から先行。すかさず6番手から取鳥―桑原が巻き返すと、これに吉田も続く。岩本は9番手に置かれる。吉田が2角3番手から桑原のブロックの上を捲る。桑原は落車(押し上げ失格)し吉本、稲川も乗り上げる。吉田が門田の捲り追い込みを振り切り1着。
完全に本格化した。どのラインが逃げてもおかしくない上に、単騎も3人と難しくなった決勝戦。「取鳥さんが来たので、そこにうまく反応できた」と勝負どころで鮮やかに3番手を確保。さらに、すかさず踏み込み「越えられると思った」と厳しいブロックも楽々乗り越え、立ち回りスピードと超一流のそれだった。
前回の岸和田高松宮記念杯では決勝2着。主役に推された今開催もしっかり結果を出し、賞金ランキングも10位にアップ。「気持ち的にも楽に走れている。少しずつグランプリも見えていると思うし、頑張っていきたい」。ノリノリの26歳。自信を確かなものにする優勝劇だった。
◆次走予定 優勝した吉田拓矢は7月8~10日の立川F1、2着の門田凌は7月19~21日の奈良F1、3着の取鳥雄吾は7月8~10日の佐世保F1に出走する。
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