山陰中央テレビ
高齢者接種率が山陰県内でもトップクラスの島根県飯南町では、引退した医師や看護師がワクチン接種のほぼ全てを担っている。 飯南町の接種会場はあわただしい雰囲気に包まれていた。高齢者の1回目接種率は県内トップクラス、9割に届く勢い。 そんな中注射器を手にする女性は、看護師の仕事を引退した三浦愛子さん(66)(看護師を引退 三浦愛子さん) 「8年前まで飯南病院で働いていました。看護師になってからは45年。」 白衣の男性は医師・和田勝祥さん(79)。自身の診療所を一昨年閉め、現役は退いている。 実は飯南町の集団接種会場でワクチン注射をするのはほとんどが引退した医師と看護師。そのワケとは? (飯南町保健福祉課 小玉千恵課長) 「医療機関が1つしかない。そこのスタッフも人手不足。こちらの接種にはまわせない。」 飯南町内には診療所も含め病院が1つしかない。 通常医療を優先し病院ではワクチン接種ができないため、週3回の町の集団接種のほとんどを7人の引退した医師と看護師が担っている。 (医師を引退 和田勝祥さん) 「古い患者さんに会って昔話をするのが長いくらい。とにかく病院の先生に負担がかかるようだから少しでも役に立てれば、少しの間でも。」 (飯南町保健福祉課 小玉千恵課長) 「うちは恵まれている。本当に助かりました。何か手伝うことがあるかと声をかけてもらった。」 垣間見えた支え合いの心とコロナ禍が浮彫にする地域医療の脆弱性。 飯南町ではこれから本格化する64歳以下約2200人への接種についても引退した医師や看護師に対応をお願いしているという。
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