今年の目標の一つだった東京五輪が迫ってきました。ウィンブルドン選手権を戦い終えて6日に帰国したばかりで、選手村には19日に入る予定です。2週間は隔離状態で、練習会場とホテルを往復するだけになりますが、新型コロナウイルス感染のリスクも減るので、コロナのことを気にせず、テニスに集中できると思います。 ウィンブルドン選手権では、シングルス1回戦の試合が日没順延で2日がかりになるという経験をしました。6-2、3-6の後、最終セットの4-5から翌日に再開する形になり、最後は7-9で負けました。精神的にもすごく難しい試合になりましたが、第1セットを取った後、相手に挽回のチャンスを与えてしまったことが反省点。この経験を次に生かしていきたいと思っています。 昨年からコロナ禍で無観客の試合も多く経験してきました。全米オープンのシングルス1回戦で大坂なおみ選手(日清食品)と対戦した試合も無観客の中のセンターコートだったのですが、渾身(こんしん)のショットを決めても歓声がなく、自分で小さくガッツポーズをするしかないのは寂しかった。今は少しずつ観客が入った状態で試合ができるようになってきて、久々にプレーできる喜びを感じています。 テニス選手としては、五輪よりもグランドスラム(四大大会)の方が位置付けは大きいのですが、東京五輪は自国開催でずっと出場したいと意識してきました。出場が決まって、家族や親戚も喜んでくれているのでうれしく思います。 2016年リオデジャネイロ五輪のシングルスは2回戦敗退だったので、今回の目標はそれよりも上に勝ち進んで、少しでもメダルに近づくこと。コロナ禍の五輪になりますが、アスリートにできることは最大のパフォーマンスをみせることしかないので、見ている人に勇気や元気を与えられるように頑張ります。(談) ミキハウススポーツクラブの選手が自身の活動を通して競技の魅力などを発信します。
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