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Thursday, December 2, 2021

「いま少し時間を」去就語らぬ中村氏 知事選まで2カ月 - 朝日新聞デジタル

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小川直樹

 来年2月3日の長崎県知事選告示まであと2カ月。現職の中村法道氏(71)が4選に挑むのか、それとも退くのか。2日の県議会の一般質問では去就を問う質問が相次いだが、中村氏は「議会中には方向性を示せるよう、いま少し時間をいただきたい」と答えるにとどめた。ほかに名乗りを上げた人はおらず、構図は見えないままだ。

 「新幹線の全線フル規格化や石木ダム建設などは道半ばだ。これからの4年で進めてほしい」「難しい課題をあなたの手で明確な方向付けをしてほしい」。一般質問に立った自民県議らは、口々に立候補を求めた。中村氏は11月の定例会見時と同様、「熟慮中」との説明を繰り返した。

 一方で、デジタル化や産業構造の変化など、県政が大きな変革の時期を迎えていると指摘し、今後の県政のかじ取り役は「新たな発想で施策を組み立てる必要がある」と強調する一幕もあった。

 中村氏は2期目も3期目も、立候補表明の場に選んだのは選挙前年の11月定例会初日だった。ところが今年の11月定例会開会日の26日には態度を示さず、議会終了後、報道陣に対して「初日に表明すると決まっているわけではない」といらだちを見せた。

 前回知事選で中村氏は、自民、公明両党の推薦と、民進党県連(当時)の支持、農政連や連合長崎など多くの団体の推薦を得ていた。

 県農政連は11月30日、県庁を訪れて中村氏に次期知事選への出馬を要請したが、知事は要請自体に驚いていた様子だったという。

 知事の態度表明を待たずかわりの候補を探る動きも出ているが、話はまとまっていない模様だ。自民県議の一人は、県議会で自民党系が二つの会派に割れたままであることが、議論が煮詰まらない一因だと指摘する。「お互いが胸襟を開いて話し合える状況ではないため、自民が一体となっての話が進まない」(小川直樹)

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