アルペンスキーのワールドカップ（Ｗ杯）は１１日、オーストリアのシュラートミングで女子回転第７戦が行われ、北京冬季五輪の派遣基準を満たしている日本のエース安藤麻（日清医療食品）は２回の合計タイム１分３５秒７３で２４位となり、今季初のＷ杯得点（３０位以内）を獲得した。
腰痛に苦しんでいる安藤は「長くつらいシーズンだが、やっと少しは落ち着けそう」と今季初のＷ杯得点獲得に安堵した。
２回目のスタート前は「ゴールしたい、守りに入りたくない、でもＷ杯得点が欲しい、と揺れ揺れだった」と明かす。その心情を表すように序盤は慎重な動きだったが、後半にかけてはスピードに乗ってゴール。ひとまずは最低限の目標をクリアした。昨季の世界選手権で１０位に入った女子のエースは、出場が確実な北京冬季五輪へ向け「悔いのない滑りをしたい」と意気込んだ。（共同）
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