温泉ファンが全国の温泉地を人気投票する「温泉総選挙2021」の「うる肌部門」で、浜田市の美又温泉が1万9563票を獲得し、全国1位に輝いた。なめらかな肌触りで、高い保湿効果があるとされる湯が評価された。初エントリーでの快挙を弾みに、「美肌」をキーワードにした料理とセットで認知度アップを狙う美又温泉旅館組合は「健康志向で若い家族連れらにもPRしていきたい」と意気込む。(佐藤祐理)
温泉総選挙は、観光地の活性化などを目指す「旅して日本プロジェクト」が毎年実施し、6年目となる今回は132か所の温泉が参加。リフレッシュや健康増進、歴史・文化など9部門に分かれ、昨年11月~今年1月、インターネットで投票が受け付けられた。
美又温泉の湯は、美肌や保湿効果のあるとされるメタケイ酸が多い上、アルカリ性でpH(水素イオン指数)が高いなどとろとろとした質感が特徴。山口東京理科大(山口県)や「日本温泉気候物理医学会」が認定する温泉療法専門医の調査で、皮膚の乾燥が軽減され、冬季の
今回初参加を決めた同組合は、「美人湯」や「美肌湯」と評される独特の泉質にちなみ、うる肌部門に挑戦。島根や美又を知らない人も多いため、同組合は昨年11月頃から入浴客や宿泊客にチラシを配り、投票への協力を呼び掛けるなどしてきた。
今回の温泉総選挙は、総投票数100万票以上。美又温泉は、同部門で3連覇を目指す「秋川渓谷 瀬音の湯」(東京都あきる野市)とデッドヒートを繰り広げ、2400票以上の差をつけて1位に選ばれた。美又温泉は全部門を通じても、最多得票。同選挙では、リフレッシュ部門で浜田市の旭温泉も3位に選ばれた。
2月22日には、美又温泉の横田雪生組合長ら組合関係者が久保田章市市長を訪問し、結果を報告。久保田市長は「関東で有名な温泉を上回る結果に、うれしく思う。利用者からもお墨付きをいただき、さらに自信を持って情報発信できる」と喜んだ。
横田組合長は「地元産のアンコウ鍋など、美肌効果に期待できる料理も組み合わせ、組合全体で力をいれていく」と笑顔で語った。
からの記事と詳細 ( 美又温泉 「うる肌」1位 - 読売新聞 )
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