持病の神経系疾患悪化で昨夏から芸能活動休止中のGACKT(48)が17日、大阪国際会議場で行われた障がい者への治療費や再生医療への研究費支援を目的とする基金の立ち上げプロジェクトに参加し、久々に公の場へ姿を見せた。
治療のタイミングで一時的に帰国していると言い「お久しぶりです、GACKTです」といつも通りの落ち着いた声であいさつ。「長い間療養させていただき、完全ではないけれど、ここまで回復することができました」と笑顔を見せた。
一時は皮膚疾患、脱毛症などに苦しみ、「もう戻れないかもしれない」と思うこともあったという。
「髪の毛が指の間から落ちるほど抜け落ちて。肌も象のようにボロボロでした」と明かした。
現段階では、完全ではないものの回復傾向にあるよう。この日も「すっぴん」で登場したといい、白い肌を見せた。
助けてくれたのは再生医療だった。
「再生医療は可能性が高い医療。でもほとんどの人に正しいことが届いていないし、高額治療なので、サポートする家族もしんどい思いをしています。少しでも協力できたらという思いで賛同しました。このメッセージが患者の方の背中を押せたら」
同プロジェクトへの思いを熱く語った。
今後の活動について明言はしなかったものの「ステージでファンに歌を届けられる日も遠くないと思います」と前向きな発言も飛び出した。
さらに「7月4日の誕生日に配信を予定しているのでそのときに(伝える)」と、今後の活動へ向けた発表をにおわせた。
GACKTは昨年9月、幼少期から患う神経系疾患の悪化により、重度の発生障害も併発したため、無期限で芸能活動を休止。今年5月、「日常生活に支障がない程度に回復した」とし、年内の仕事復帰を発表していた。【竹本穂乃加】
◆GACKT休養の経緯 21年8月6日に海外から帰国後「体調が悪い」と連絡があり、しばらくして容体が急変した。幼少期から患っていたという神経系疾患がきっかけで、一時は命にも関わる状態に陥ったという。数週間は体調が悪化し、体重も10キロほど落ちたが、1カ月ほどで容体は安定。ただし、重度の発声障がいを併発したため、声を発する仕事は続行不可能と医師に診断された。
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