LIAM DANIEL/NETFLIX
「ブリジャートン家」
ジュリア・クインのベストセラー小説を原作にしたNetflixシリーズ「ブリジャートン家」。舞台は19世紀初頭のロンドンの社交界。結婚で人生を大きく左右されるこの時代の女性たちは上位階級の男性との結婚に命がけで、舞踏会はまるで今でいうところの婚活パーティのよう。ビリー・アイリッシュの「bad guy」やアリアナ・グランデの「thank u, next」など、今のポップソングをクラシックにアレンジした楽曲に合わせダンスを踊り、運命のお相手との出会いに期待を寄せるのだ。
シーズン1がフォーカスするのはブリジャートン家の長女、ダフネ。彼女のお相手、ヘイスティングス公爵は、次のジェームズ・ボンドとも呼び声の高いレジェ=ジーン・ペイジが演じる。偽装恋愛から始める2人の恋の行方も気になるところながら、男性に頼るのではなく自立したいと願うブリジャートン家の次女エロイーズや、妊娠を隠して結婚を狙うお隣フェザリントン家の居候マリーナ、舞踏会では壁の花だけど心の中は夢や希望であふれているフェザリントン家の末娘ペネロペなど、個性豊かなキャラクターが多く登場するのも本作の魅力。時代も身分も違う彼女たちだけど、それぞれに恋愛や将来に不安を抱え葛藤する姿は、現代の私たちにも共感を呼ぶ。
シーズン2は、ブリジャートン家の長兄、アンソニーの恋を中心に物語は展開。さらにシーズン3と4も制作進行中とのこと。ブリジャートン家の面々が愛と幸せを追いかけるストーリーは、きっとこれからも私たちに自分らしい幸せを掴むためのヒントを教えてくれるはず。
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