ゴルフは、野球やテニスのように動いてるボールを打つスポーツではなく、止まっているボールを打つ、唯一無二のスポーツです。
ゴルフ経験がない人の中には「止まっているボールを打つのは簡単」と考える人も多いかもしれません。しかし、いざクラブを握ってボールを打ってみると、その難しさを実感する人がほとんどです。
そのため、いわゆる「コースデビュー」をするためには、練習場にそれなりのペースで通う必要があります。では、ビギナーは何日おきに練習すると、効率的に上達できるのでしょうか?
レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「実は、球技の中でもゴルフはすごく難しいスポーツです。フェース面が球技の中でダントツに小さいことに加えて、インパクトの瞬間が手元からかなり遠いところにあるので、芯に当てることが非常に難しいです」
「さらに、ボールの飛距離について、野球のホームランが約100メートルぐらいだとすると、ゴルフのドライバーはその2~3倍を余裕で飛ばすことができます。ボールが遠くに飛ぶということは、手元が2~3度ズレただけで放射線上ではさらにズレるわけですから、真っすぐ飛ばすのは至難の業です」
関氏は、ゴルフが難しいスポーツであると理解したうえで、練習方法を工夫する必要があると話します。
「ゴルフは繊細なスポーツなので、週に1回がっつり練習するというよりも、毎日少しずつ練習するほうが理にかなっていると思います。極端に言えば、1週間に1回70分練習するよりも、毎日10分練習するほうが上達しやすいということです」
「ただし、毎日練習場に通える人のほうが少数だと思うので、自宅で気軽にできる練習をするだけでも効果的です。クラブを持って素振りができる環境がなくても、ほうきなどを持って、エアで素振りをするのもいいでしょう」
「ゴルフは練習場でボールを打つだけが練習ではありません。パターマットでの練習でもなんでもいいので、とにかく毎日、何かしらゴルフに触れることが上達への近道です」
ちなみに「ゴルフの練習=打ちっぱなし」というイメージが強い人も多いかもしれませんが、最近では打ちっぱなし以外にも、インドア練習場やシミュレーションゴルフとバーが一体になっている施設など、ゴルフ練習のバリエーションは多岐にわたります。
例えばインドアの練習場は、仕事終わりに手ぶらでフラッと立ち寄ることができますし、ゴルフバーに関しても、他のゴルファーと意見交換をしながら遅い時間帯まで楽しめることが魅力でもあります。
また、自宅で気軽にできる練習器具も数多く販売されているので、練習場に行かなくてもさまざまな練習ができるはずです。
練習と言っても、現在はさまざまな選択肢が存在するので、スコアアップを目指している人は、ゴルフに毎日“触れる”ことを意識してみるのがいいでしょう。
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