ポルトガル2部オリベイレンセの元日本代表FWカズ(三浦知良=56)が、海外5カ国目のデビューを飾った。22日、敵地で行われたアカデミコ・デ・ビゼウ戦の後半終了間際に途中出場。3点リードの同45分からロスタイムまで、新天地で初プレーした。試合は4-1で勝利を収め、喜びの瞬間をピッチ上で迎えた。
横浜FCから期限付き移籍。2月にチームへ合流した。軟らかいピッチへの適応に時間がかかり、筋肉系の炎症などでベンチ外となる期間が続いたが、前節14日にようやくベンチ入り。「非常に厳しい戦いだが、1分でも、少しでも長くピッチに立てるよう頑張りたい」。挑戦に際して語っていた思いを結実させた。
プレーに飢えていたかのようにGKへ猛然とプレスをかけ、短い時間ながら走り回った。56歳1カ月27日に、地元メディアは「ポルトガルでプロとしてプレーした最年長選手となった」と速報。リーグ公式サイトも追って「史上最年長出場記録になった」と認めた。
プロ38年目。海外ではブラジル、イタリア、クロアチア、オーストラリアでプレーしてきた。今季は残り5試合。「誕生日を迎えるたびにピッチに立つという思いは強くなる」と話すレジェンド。次は異次元のゴールで、実績も残したい。
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