◇4日 巨人8―7ヤクルト(東京ドーム)
まだ笑顔はない。完全復活はこれからだ。ヤクルトの主砲・村上宗隆内野手が2点を追う7回に巨人の3番手・大江から3号2ラン。右中間席中段への一発は最長ブランクとなる78打席ぶりの本塁打だったが、ダイヤモンドを一周する昨季の三冠王は硬い表情のままだった。
「自分のエラーで流れを悪くしてしまったので、なんとか取り返したかった」
2点リードの5回だった。2死走者なしで秋広の三ゴロを一塁へ悪送球すると、先発・ピーターズが坂本に2ランを被弾。続く岡本和にもソロ喫し、先行逃げ切りが頓挫する発端となっていた。
4回にも一塁への悪送球でピンチを招き、リーグワーストとなる6つ目の失策を記録。それだけに、手放しでは喜べない。チームはサヨナラ負けで2連敗。5位に転落した敗戦で久々のアーチは空砲となった。ただ暗いトンネルから抜け出す手応えはつかんでいる。
「昨日から少しずついい感覚が戻ってきていた。それを続けていければ。芯でもとらえていましたし、もうちょっと体のキレとかを増やしていけたら」
3回には中前打を放ち、23試合ぶりのマルチ安打もマーク。しかし、単発では意味がない。打率は1割7分と低調だ。「きょうの負けを引きずらず明日勝てるように頑張ります」。復調気配の大黒柱がチームに活気を与える。
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