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Wednesday, September 13, 2023

スキンケアの極意 あなたの肌が本当に必要とする3つの製品 - 日経ビジネスオンライン

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2026年に約29兆円、急成長の巨大市場に惑わされるな

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文=HANNAH DOCTER-LOEB/訳=米井香織
ほとんどの人にとって、肌を特別にケアする必要はない。ただし、しみや赤みなどの問題を解決したい場合は、洗顔料、保湿剤、日焼け止めから成る基本のスキンケアにもう少し手を加えよう。(PHOTOGRAPH BY HANNAH REYES MORALES, NAT GEO IMAGE COLLECTION)

ほとんどの人にとって、肌を特別にケアする必要はない。ただし、しみや赤みなどの問題を解決したい場合は、洗顔料、保湿剤、日焼け止めから成る基本のスキンケアにもう少し手を加えよう。(PHOTOGRAPH BY HANNAH REYES MORALES, NAT GEO IMAGE COLLECTION)

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 皮膚は体における最大の器官であり、健康で清潔に保ちたいと考えるのが当然だろう。さらに、虚栄心も強力なモチベーションになる。人は他人の皮膚を分析し、健康状態(と魅力)を判断するように進化してきたのかもしれない。

 そんな思いはビジネスとなり、活況を呈している。世界のスキンケア産業の市場規模は2018年に1339億ドル(約20兆円)になり、2026年までには2002億5000万ドル(約29兆円)に達すると予測されている。

 さまざまな話題の成分を含むスキンケア製品が増え続けている。しかし、実際のところ、スキンケアに何が必要なのかを見極めるのは難しい。

 私たちの肌はどのように私たちを守っているのか、どのように肌の状態を維持すればよいのか、毎日のスキンケアに加えるとよいもの(ただし、厳密に言うと、必要ではないが)を専門家が解説する。

皮膚はどのような仕組みなのか?

「皮膚のバリア機能」は皮膚細胞とそれを取り囲んでつなぐタンパク質と脂質の連結システムで構成されている。この壁は有害化学物質のような刺激物であれ、細菌のような病原体であれ、外部からの脅威に対する防御の第一線としての役割を果たす。

「レンガが皮膚細胞だとしたら、モルタルはタンパク質と脂質でできた皮膚のバリア機能に当たります」と米イエール大学医学部の皮膚科臨床学准教授であるモナ・ゴハラ氏は説明する。

 皮膚のバリア機能は、単に脅威を排除するだけでなく、水などの必要な成分をとどめておく役目も担っている。乾燥してしまうと、皮膚細胞をつなぐ脂質の結合がダメージを受ける。その結果、皮膚炎や乾癬(かんせん)などの皮膚疾患を引き起こす物質が入り込む恐れがある。

 ただ、長時間のシャワー(肌の保湿成分が流れて肌を乾燥させる)やひげそり(皮膚のバリア機能をこすり取る)などの習慣によって、私たちは毎日、皮膚のバリア機能を傷つけている。

肌の健康のため、栄養や水分を補うべき?

 皮膚を健康に保つには、ごく普通の水分摂取と食事で十分だ。

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