とにかく焼けた肌を何とかしたい…紫外線を浴びてしまった肌の時間を巻き戻したい…こんな悩みに答えるような、最新のスキンケアコスメや美容治療はあるのだろうか?
「日焼けをした後に、肌の基底膜が損傷することが最近分かってきたんです。基底膜を保護するコスメが続々と出ているので、ぜひ日焼け後のケアに取り入れてみてください」。基底膜とは、肌の表皮と真皮のつなぎ目にある、たんぱく質でできた膜のこと。基底膜から新しい細胞が生まれて表皮の細胞になっていくので、基底膜にダメージがあると表皮の生まれ変わりが悪くなる。また、表皮と真皮とのくっつきも悪くなり、たるみの一因にもなると先生は指摘する。「基底膜は、自宅でのお手入れに加えてサロンでも本格的にケアできます。真皮層に直接熱刺激を与えるマイクロニードルRF治療は、最近特に注目されていますね」
日焼けダメージからのリカバリーは可能。大人こそ透明感のある肌をキープして
沖縄で生まれ育った友利先生は、幼少期を中心に日焼けをすることが多かった。しかし、さまざまなスキンケアをした結果の今の美肌ぶりは、誰の目で見ても明らか。「私は現在45歳ですが、年々肌がきれいになってきたと思うんです」と、何とも頼もしいお言葉!「『先生、何か魔法の手術でもしているんですか?』と聞かれることもあるのですが(笑)、そんなことはありません。やはり日々のていねいなスキンケアを継続することと、美容医療を定期的に受けていることが肌を変えたのだと思います」
今後、先生が目指していきたい肌とは?「大人になるにつれて肌がくすんだり、紫外線を浴びてシミが濃くなったり、乾燥してきてキメが荒くなったり、基底膜の損傷が怒って肌のターンオーバーが乱れたりと色々なことがあるので、それを一つ一つ解決するようなことをしつつ、透明感のある肌でいられればいいですね。そのためにはきちんとスキンケアで保湿をして、適宜、美容医療に頼ることが大切だと思います。
今年のトレンドであるクワイエット・ラグジュアリーなファッションを楽しむ際にも、肌が清潔感や透明感を持っていることは重要だと思います。そういった肌は、洋服やジュエリーの素材の上質感を引き立ててくれるからです。そして透明感は、肌の色の白さでなく、肌の質感が整っていて、適切に保湿がされていることに関係していると感じています。白い肌にとらわれ過ぎないことも、その人らしいヘルシーな美しさにつながるのではないでしょうか」
話を聞いたのは……
友利新先生
皮膚科・内科医。沖縄県宮古島生まれ。東京女子医科大学卒業。第36回準ミス日本に選出。都内のクリニックに務める一方で、テレビ、雑誌、SNSなどでも活躍中。医師としての視点を活かした、健康や美に関する著書の執筆も行っている。
Photos:Getty Images Text:Kyoko Takahashi Editor:Kyoko Muramatsu
からの記事と詳細 ( ”長引く暑さ”と”降り注ぐ紫外線”。肌が受けている肌ダメージのアフターケアをどうしたら?その方法をレクチャー【ヴォーグなお悩み外来】 - VOGUE JAPAN )
https://ift.tt/a1VLTlC
No comments:
Post a Comment