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Monday, December 16, 2019

20~30代女性の肌のうるおいが年々高まっている理由 - @DIME

平成は25~39歳の女性は急激に就労率が高まり、未婚率も増加するなど生活スタイルが大きく変化した時代だった。ここでおもしろい調査結果を見つけたので紹介しよう。

今回ポーラは、平成2年5月から蓄積してきた全国のスキンチェックデータの中から、角層細胞分析法ならびに解析手法が同一である平成11年2月~平成30年12月、約20年間の「肌のうるおい」に関するデータを解析したところ、25~39歳女性の「肌のうるおい」が年々高まっていることを発見した。

25~39歳の女性の「肌のうるおい」は高まっているのか?

平成初期の若い世代は、夏はアウトドアで小麦色の肌になることが美しいとされていた。

しかし、中期(2000年)以降、急激に美白意識へと変化し、UVケアが定常化し日ヤケによる肌のカサつきが抑えられようになった。また、韓国Kビューティーへの注目度も中期以降、徐々に高まり、今や「シートパック」による保湿も一般化している。

ポーラ文化研究所の「女性の化粧行動・意識に関する実態調査 2017 スキンケア篇」によると、シートパックの「毎日」あるいは「週に5~6回くらい」の使用率は、中高年と比べて20~30代は高い傾向にある。

さらに、エステに対する意識も、「ご褒美・非日常」であったのが、今では「エイジングケアの日常化」へと変化している。同社におけるエステ顧客の20~30代が増加していることからも裏付けられる。このように、多様化する美容手段を積極的に取り入れていることも、うるおいが高まっていった要因と考えられる。

スキンケア意識の変化

ポーラ文化研究所の「女性の化粧行動・意識に関する実態調査~スキンケア・メーク篇2010」(平成22年)によると、スキンケア化粧品の重視度を年代別にみると、20代後半が重視者の割合が最も高く、30代後半以降は年齢が上がるごとに重視者の割合は少なくなるという調査結果がある。

また、スキンケア化粧品の重視度は年々増加傾向にあり、若年層ほど素肌を大切にする傾向が高まってきている。さらに、専業主婦よりも有職者、特に正社員は、1か月のスキンケア投資額が高い傾向にあることから女性の社会進出が、メークなどの見た目だけではなく、素肌への意識をも高め、それがうるおいアップという結果をもたらしたのではないかと考えられる。

構成/ino

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