「コラーゲン」と聞くと、肌のアンチエイジングに効果のある物質と考える人は多いはず。でも、実際には肌だけではなく、体内の健康を保つために必要なものなんだそう。「コラーゲンは、体内を構成しているたんぱく質の多く（約30％）を占める物質です」と解説するのは、登録栄養士のマリサ・ムーアさん。「肌、筋肉、骨、結合組織などあらゆる部分にコラーゲンは存在し、関節や肌の弾力にも大いに影響を与えるものなのです」。
【写真】栄養士がオススメする「アンチエイジング」に効果的な食材21
加齢と共に、体内でコラーゲンを生成する能力は低下するもの。しかし、その変化の仕方は人によって異なるのだそう。「体内のコラーゲンがどのように失われていくのかは、その人の健康状況や体質によるので、一定ではないのです」。
コラーゲンが豊富な食品を多く摂取するということは、体内でのコラーゲン生成をサポートし、肌や髪の健康にもつながるということ。そこで、健康と美容のために知っておきたいコラーゲンが豊富に含まれた食品を＜Good Housekeeping＞からご紹介。毎日の食事から、アンチエイジングを心掛けてみて！
皮付きの魚
「魚を食べるときはぜひ皮付きで食べましょう」とムーアさんは提案。一般的に、魚にはコラーゲン生成に必要なアミノ酸が多く含まれている他、魚の皮にも人間の肌に含まれるコラーゲンの大部分を占める「I型コラーゲン」が凝縮しているのだそう。次は皮まで残さずに食べてみて！
牛肉
「牛肉はコラーゲン生成に不可欠な亜鉛を含む食品です」とムーアさんは指摘。また、コラーゲン生成に役立つ3種類のアミノ酸（グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン）も含有しているそう。
柑橘類
ビタミンCはコラーゲン生成の過程で、アミノ酸との合成を助ける働きをするそう。中サイズのオレンジには約70ミリグラムのビタミンCが含まれており、これは女性のビタミンC推奨摂取量（75ミリグラム／1日）の大半を摂取できる計算。柑橘類を「ビタミンCの王様」と思っている人も、他にもビタミンCが豊富な野菜や果物はたくさんあるので注目してみて。
卵
卵の黄身はコラーゲンの宝庫！ 艶やかな髪のキープを助けてくれる食品なんだとか。白身部分にはアミノ酸が含まれており、コラーゲン生成を働きかけてくれるそう。
緑黄色野菜
ほうれん草、ケール、カラードグリーンなどの緑色の葉菜類は栄養価が高いだけでなく、ビタミンCの含有量も理想的。これらの野菜の「緑色」のもとである葉緑体に含まれる色素「クロロフィル」が、プロコラーゲン（コラーゲンの前駆体）を増殖させて肌の健康をキープしてくれるのだそう。
牡蠣
牡蠣には鉄分に加え、コラーゲン生成を助けるミネラルも豊富に含まれているそう。毎日食べるタイプの食べ物ではないけれど、機会がある時には積極的に食べてみて。
※この翻訳は、抄訳です。
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