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Wednesday, April 8, 2020

4カ月前での青森ねぶた中止決断「出費を少しでも」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

新型コロナウイルスの猛威が青森ねぶた祭を戦後初の中止に追い込んだ。青森市などで作る実行委員会は8日、事態収束が見通せないことを理由に8月2~7日の開催中止を決めた。戦後に復活し、青森の復興シンボルとして長年途切れることなく続き、前身の青森港まつりから1958年(昭33)に現在の「ねぶた祭」に改称。毎年280万人前後が訪れる伝統の夏行事で、秋田竿燈まつり(同3~6日)、仙台七夕まつり(同6~8日)と東北3大祭りを形成する。今回の中止は他のみちのく祭りにも影響を及ぼしそうだ。

【写真】青森ねぶた祭(2012年8月2日)

苦渋の決断をした奈良秀則実行委員長は「毎年毎年、安全、安心を第一に運営してきた。ところが、今の状況は安全、安心の意味が変わり生命を脅かす言葉になってしまった」。80年に国の重要無形民俗文化財に指定され、国内外から多くの観光客が来県する。「中止による経済的大損失、さまざまな影響を考慮しても、やるにあたる対策と根拠が見つけられない」。ねぶた作りは完成までに長い時間を要し、ゴールデンウイークに作業が本格化。開催4カ月前での中止決定は「経済的損失、運行団体の出費を少しでも抑えられるタイミングが今」と語った。

青森市の小野寺晃彦市長(44)は「青森で、ねぶたで育った人間としては本当に悔しい」。また07年に日本銀行青森支店が試算した古いデータと前置きした上で、宿泊、土産、飲食などの直接効果で154億円、波及効果が84億円で計238億円の経済効果が示された経緯があると説明。近年は外国人客が増加傾向にあり、中止による経済的損失はさらに大きそうだ。

最高賞の「ねぶた大賞」に輝いた作品を18年から2年連続で手掛けた竹浪比呂央さん(60)は「ねぶた制作は人生そのもの。中止は残念だが、今後(コロナに)勝利して、良い作品を発表したい」と前を向くが、あるホテル関係者は例年の祭り期間は「満室」で「春はコロナの影響を受け、唯一希望を持っていた夏も飛んでしまった」と嘆く。昨年、約285万人が訪れたねぶた祭の中止は、地元経済にとって大きな試練になる。【山田愛斗】

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