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Saturday, May 16, 2020

「地元のため」「少しずつ日常に」 宣言解除後初の週末 東山で営業再開 - 中日新聞

(上)人気の「黒豆かん」を提供する北出美由紀さん。1部屋につき1組に限定して営業を再開した=金沢市東山の豆月で (下)当面、全て200円で販売する「ひゃくまん焼き」。レジにはビニールカーテンや消毒液を用意している=金沢市東山の多華味屋で

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 緊急事態宣言が解除されて初の週末を迎えた十六日、観光地として有名な金沢市東山のひがし茶屋街周辺では、一カ月以上ぶりに営業を再開する飲食店があった。現在も観光客が見込めない中、店主らは「近所や地元のために」「少しずつ日常を戻したい」と思いを新たにしている。(小坂亮太)

 「やっと毎日豆を炊けるんだ、とうれしくなった」。ひがし茶屋街から歩いて三分ほどの町家で、カフェ「豆月(まめづき)」を営む北出美由紀さん(48)はほほ笑む。

 県内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、四月十一日から自主的に休業。以降は黒豆を使った「黒豆かん」やシフォンケーキなどの看板商品を、テークアウトのみで販売してきた。

 感染対策として、二つある部屋の利用を当面、一組ずつに制限。食事中以外のマスク着用と換気も徹底する。「気を緩めず、でもほっとできる場を提供したい。緩やかに通常に戻していければ」と話す。

 浅野川大橋交番近くの大判焼きカフェ「多華味屋(たかみや)」も十六日、営業を再開。当面の間は持ち帰り限定にし、通常よりも値下げした。

 名物は、県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」をかたどった「ひゃくまん焼き」。あんこ、カスタード、抹茶、加賀棒茶など七種類をこれまでより二十〜二百円安く、全て二百円(税込み)で販売する。

 普段の売り上げは八割を観光客が占めるが「もともと地元の人に来てもらいたい思いがあった」と経営者の高宮一浩さん(51)。「銭湯帰りに寄ってくれる近所のお年寄りもいる。求めやすい値段で、喜んでもらえればうれしい」と話した。

 営業時間は豆月が午前十一時〜午後六時で、水−木曜定休。多華味屋は正午〜午後五時で、火−水曜定休。

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May 17, 2020 at 10:18AM
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