新型コロナウイルス緊急事態宣言の発令が1日、兵庫県で再延長された。県の規制が緩和され、大型商業施設で平日の営業が午後7時までから午後8時までに延びた。ただ、暮らしに我慢が強いられる状態に変わりはなく、複雑な心境を口にする買い物客も。あまりに長引く規制期間にしびれを切らし、酒類を出さず営業を再開する店もあった。(横田良平、小野萌海、丸山桃奈)
県の規制緩和を受け、大丸神戸店(神戸市中央区)や神戸阪急(同)などの百貨店は、平日の営業時間を午後8時までとし、飲食店などを除いて通常営業を再開した。だが、土日は生活必需物資に追加された化粧品や食品売り場以外は休業を続けざるを得ない。
「ありがたいが、客が集まる土日の休業は変わらない。コロナの収束を待ちつつ、できることをするしかない」。ある百貨店関係者が漏らした。
買い物客の受け止めはさまざまだ。大丸神戸店を訪れた看護師の女性(26)=神戸市中央区=は「化粧品の買い物は息抜きにもなる。遅くまで仕事をする人は買い物がしやすくなったのでは。でも、感染者が増えたら怖いですね」と複雑な思いを口にした。
神戸・三宮のミント神戸では、夏服や雑貨などを買い求める女性客らの姿が目立った。同市灘区の自営業女性(32)は、外出を控えていたが約2カ月ぶりに来店。ただ「平日に大型商業施設の営業が1時間延びても、その時間で何ができるわけでもない。あまり生活は変わらない」と冷静だった。
洋服を買いに訪れたという同市中央区の飲食店店主(47)は「何年かはこの生活が続くのではと思うようになった。緊急事態宣言という言葉にもう緊迫感がなくなってしまった。効果は疑問」と話した。
からの記事と詳細 ( 緊急事態再延長 営業夜8時に延びたけど…まちの声「少し便利に、感染増は心配」 - 神戸新聞 )
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