じつは、日の出が最も早いのは夏至の一週間ほど前で、ちょうど今頃が一年の中で最も日の出が早い時期となります。一方、日の入りが最も遅くなるのは夏至の一週間ほど後となっています。夏至はあくまで、昼間の長さが(日の出から日の入りまで)が最も長い日のことなのです。
これは、地球が太陽のまわりを回る面(公転面)に対して自転の軸が傾いていることや、太陽のまわりを回る軌道(公転軌道)が真円形でないことなどが理由です。
日の出が最も早い日と日の入りが最も遅い日は、南へ行くほど差が大きくなり、沖縄付近では10日ほどずれますが、北海道付近では5日ほどしかずれません。ただ、一日で数秒の差なので、実際に私達が変化を感じることは難しそうです。
最近になって、昼間は夏本番のような暑さを感じる日も増えてきました。ただ、朝早い時間はそれほど暑さを感じず、過ごしやすい時期でもあります。夜が明けるのが最も早くなるこの頃、少し早起きをして身の回りのことをいつもより少し早い時間から進めてみるのはいかがでしょうか。
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