新型コロナウイルスのワクチン接種の有無などについて、東京都内の20~30代の男女636人に尋ねたところ、1割超が「もう少し考えたい」と保留していたとの調査結果を、国際医療福祉大の和田耕治教授(公衆衛生学)がまとめた。75%が少なくとも1回の接種を終えていたが、和田教授は「適切な情報提供により、今後さらに10ポイント程度は接種率が上昇する可能性がある」とみている。
調査は10月26~28日、東京都内に住む20~39歳の男女636人を対象に、インターネットで実施した。新型コロナワクチン接種を2回受けた人は67%で、1回目を終え2回目を待っている人が7・9%だった。自分自身の判断や周りの反対によって接種を希望しない人は10・8%で、「もう少し考えたい」と答えた人は10・5%いた。
保留の49%「副反応が心配」
接種を希望しなかったり、「もう少し考えたい」と答えたりした人に理由を尋ねると、「何らかの副反応が心配」が49・6%と最も多く、女性に限ると6割以上を占めていた。20代の男性では副反応への懸念が35%と全体に比べて少ない一方、「接種によるメリットを感じられない」が22・5%、「注射が嫌いだから」「接種に行く時間がない」が12・5%だった。
「この冬コロナに感染すると思うか」との問いに対し、自分の判断で接種を受けないと決めた人の75%超が「あまり思わない」「思わない」と回答し、感染への不安が小さかった。和田教授は「今後人々の動きが活発になれば、これまでよりも感染リスクが上がる可能性がある。自分自身を守るために今こそワクチンを打ってほしい」と呼びかけている。【金秀蓮】
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