Pages

Friday, May 20, 2022

“少しずつ前向きに” 脱線事故で大けがの女性が講演 宝塚市|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

pasipaso.blogspot.com

17年前に起きたJR福知山線の脱線事故で大けがをした女性が講演し、事故後、将来への不安や焦りでいっぱいだったと振り返ったうえで、少しずつ自分自身と向き合いながら前向きに生きてきたと語りました。

兵庫県宝塚市が20日に開いた講演会にはおよそ60人が参加し、107人が死亡した17年前のJR福知山線の脱線事故で2両目に乗車していて大けがをした浅野千通子さん(43)が講演しました。
浅野さんは、事故当時の状況について「しばらく意識を失っていましたが、目を覚ますと電車に挟まっていて、声を出しても誰も助けてくれなくてじわじわと死が訪れるのを感じました」と振り返りました。
浅野さんは14か所を骨折して9回の手術を繰り返し、その後も重度のうつ病やPTSDと診断されるなどして闘病生活が続いたことを明かし、「当時は未来への不安や焦りでいっぱいで、自分の心の傷と向き合うことができなかった」と話しました。
その上で、浅野さんは出産や育児を通して子どもの成長を見守る中で、少しずつ自分自身とも向き合えるようになったと話し、講演の最後に「起こってしまったことは変わらないですが、自分の内面的なものは唯一変えることができるので、小さな幸せを感じて感謝することが大切だと思う」と話しました。
講演のあと浅野さんは「講演を通して誰かが少しでも前向きな気持ちになれるよう、自分がこれまで悩んだり、乗り越えてきた経験を伝えていきたいです」と話していました。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( “少しずつ前向きに” 脱線事故で大けがの女性が講演 宝塚市|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/uFc2Bbp

No comments:

Post a Comment