巨人・原監督
◇５日 中日８―３巨人（バンテリンドーム）
接戦、シーソーゲームを制した過去２試合の再現はならなかった。原監督は「何とか、昨日の今日だしねというところでそういう結果になったということですね」と１点リードの８回に一挙６点を失った悪夢のような逆転負けを振り返った。
勝つ流れはできていた。中日先発の小笠原をＫＯし、１点のリードを育成から支配下になって初登板となった三上らが守る。７回には代打で途中出場の坂本が歴代単独７位となる通算４２１二塁打と通算３５００塁打を同時に達成。だが８回に登板した５番手の田中千が４安打５失点と炎上。ルーキーは「ただただ自分の実力不足かなと思う。相手も慣れてきてデータも取られる中で、自分のやりたいようにできないというのがプロの世界なんだと痛感した」と悔しさをかみしめた。
試合後、原監督は「少し田中には時間を与えて見詰める時間を、そして育つ時間を与えようと思っています」と田中千の２軍行きを示唆。連夜の逆転勝ちの勢いをそがれ、借金完済からも後退する痛い１敗となった。
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