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Wednesday, September 6, 2023

「少し手元が留守に」J1福岡まさかの失点 対FC東京戦、21年昇格後初の苦杯 最少失点差、第2戦で〝逆転〟誓う ... - 西日本新聞me

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 ◆YBCルヴァン・カップ準々決勝第1戦 FC東京1―0福岡(6日、味の素スタジアム)

 敵地で起きた〝まさか〟のシーンが最後まで響いた。前半16分だ。エリアの手前に供給された相手の浮き球に、DFドウグラスグローリが対応。頭で戻したが、これをGK永石が取り損ねた。

 「球を見るというか、相手が目に入った。少し手元が留守になってしまった…」。詰めていた相手FWアダイウトンに右足で流し込まれ、これが決勝点となった。

 福岡は1点を返そうと後半開始から井手口や奈良、佐藤の3枚を一気に投入。積極的なサイド攻撃から主導権を握るも、相手のゴールをこじ開けることはできなかった。2021年のJ1復帰以降、公式戦で5勝3分けと無敗だったFC東京に黒星。長谷部監督は「もう少しシュートにいける形をとれたら点数は取れたのでは」と後半の内容に手応えも強調した。

 ルヴァン・カップのホームアンドアウェーの2試合と、J1リーグ戦を合わせてFC東京と1週間で3度戦う異例の日程は1勝1敗。カップ戦は初戦を落としたが、長谷部監督は「2失点目をしなかったことが、次の試合につながった。次の日曜日にチャレンジ精神を前面に出しゴールに向かいたい」と力を込める。

 3日に先制ゴールを挙げた佐藤が後半の終盤に両脚を負傷したとみられ、スタッフに両脇を抱えられながら引き揚げた。ストライカーの状態が気がかりだが、第2戦は10日に福岡で最少得点差の形でFC東京を迎える。〝逆転〟で2年連続の4強入りを果たしてみせる。(山田孝人)

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