8日に会見したミュージシャンのカウアン・オカモトさんは、2012年から2016年までジャニーズ事務所に所属し、ことし4月に、ジャニー喜多川氏からの性被害を顔と名前を出して証言した会見は、この性加害問題が大きく取り上げられるきっかけとなりました。
7日、ジャニーズ事務所が会見を開き、性加害を初めて認めて謝罪したうえで、被害者への補償を行う方針などを明らかにしたことについて、カウアンさんは「心が少し楽になった。しかし僕を含めて被害者の心の傷は簡単に癒えることはないと心に刻んでほしいし、一生かけて向き合う覚悟が必要だ」と話していました。
ジャニーズ事務所の社名を変更しないという方針が示されたことについては、「びっくりした。この問題が出てしまった中で、ジャニーズという名前を使い続けることはむしろマイナスなのではないかと思う」と話していました。
また、カウアンさんが4月に会見するまで日本のメディアがこの問題を大きく取り上げてこなかったことについて聞かれ、「僕の証言を当初はしかたなく報じていた部分があったと思うが、性加害があったと認められた以上、メディアも反省して変わっていってほしい」と訴えました。
そして、みずから性被害を証言したことについて「一番誰がつらいかと言ったら僕の母親で、どんな思いで僕の出来事を聞いて日々生きているだろうかと。そんな思いは二度とさせたくない」と話し、自身だけでなく母親にまでひぼう中傷が相次ぎ、精神的に苦しんだことを涙を流して明かしました。
その一方で「証言したことを後悔はしておらず、その責任から逃れるつもりもない。ただ、これからはできるだけ未来に向かって進んでいきたい」と話していました。
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