東海道新幹線で誰もが一度は利用したことがある車内販売が31日、約60年の歴史に幕を下ろす。スプーンが刺さらないほどの硬さが売りだった「スジャータアイスクリーム」はもう買えなくなるのか――。
1964年の開業以来続いてきた東海道新幹線「のぞみ」と「ひかり」車内でのワゴン販売。駅構内が充実し、乗車前に弁当やお茶などを買って車内に持ち込むことが増え、車内販売の需要は少なくなった。
「遠征の〆はやっぱりこれ!ワゴン販売」「ワゴン販売買えるのも後僅かなんですよね……」。X(ツイッター)上では、車内販売中止を知った利用者が、車内で購入した弁当やアイスクリームの写真、コメントを投稿するなど、別れを惜しむ声が相次ぐ。
JR東海では11月以降、グリーン車限定で、座席にあるQRコードをスマートフォンで読み込んで注文する「モバイルオーダー」をスタートさせる。これまで車内販売していた約65品目から約15品目に減るが、あの硬いアイスも買えるという。アイスは名古屋駅や新大阪駅などのぞみ停車駅6駅のホーム自動販売機で販売する。ただ、車内販売時と違ってドライアイスで冷やしておらず、硬さは少しやわらぐという。
また、出張する会社員が頼むことが多かったコーヒーもモバイルオーダーが可能だ。これまでに味を3度リニューアルしてきたが、11月以降は京都の老舗喫茶店「イノダコーヒー」監修のもと、味を追求した新たな商品として提供するという。【藤顕一郎】
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