弥富市の愛知黎明(れいめい)高校は、六月五日から同市保健センターで始まる新型コロナウイルスワクチンの集団接種を手伝うボランティアとして、看護を学ぶ生徒たちの派遣を決めた。貴重な人員として接種をサポートする生徒たちは「自分たちが頼られるほど、コロナの感染拡大は深刻な状況。学んだ知識を使い、少しでも力になりたい」と意気込んでいる。
市によると、看護を学ぶ生徒や学生の協力を得て、集団接種を行うのは全国でも珍しいという。人手不足解消につなげるだけでなく、コロナ禍で実習が難しい生徒たちにとっても、現場で対人業務の経験を積み、やりがいを感じる機会になるとして、市が同校に派遣を依頼していた。
同校によると、全日制看護科(一年生を除く)と定時制衛生看護科の計二百四十五人が協力を申し出ており、土日に一日当たり約五人を派遣する。会場では一日最大約三百八十人の接種を想定。接種に携わる医療従事者や市職員約三十五人に加わり、生徒たちは会場案内や予診票の確認、経過観察の補助などを担う予定という。
看護師を目指す生徒にとって、実際の病院で患者の看護をしながら学ぶ「臨地実習」は必要な経験だが、コロナ感染拡大防止のた...
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