「メダル獲得おめでとう」――。北京五輪は12日、スピードスケート男子500メートルに、北海道出身で山形県立山形中央高卒の森重航選手(21)が登場し、銅メダルに輝いた。バイアスロン男子10キロスプリントには、尾花沢市出身で県立北村山高卒の尾崎光輔選手(29)が出場、射撃と走りで実力を発揮した。(藤本哲至、渡辺ひなの)
森重選手は今季、ワールドカップ(W杯)で初優勝し、昨年末の代表選考会ではライバルを振り切って優勝するなど勢いに乗る。山形市出身で山形中央高スケート部の先輩・加藤条治選手(37)が、銅メダルを獲得したバンクーバー大会以来の男子500メートルでのメダルを目指した。
森重選手は15組中の14組目に登場し、スタートのやり直しがあったが、100メートルを9秒63とまずまずのタイムで通過。得意の後半でスピードに乗り、34秒49の3位でゴールした。
山形中央高スケート部時代の恩師、
吉村知事は同日、「心からお祝い申し上げる。将来五輪を目指す山形の子どもたちにとって大きなエネルギーになる」とコメントを出した。
森重選手は、18日の男子1000メートルにも出場する。
尾崎選手の尾花沢市鶴巻田の実家では、父敏春さん(56)、母みどりさん(57)、村山市在住の妻静香さん(29)と子ども2人らが、必勝と書かれた扇子などを手にテレビで観戦。「光輔、頼むぞ」「がんばれ!」などと声をかけた。
結果は94人中44位で、13日の12・5キロパシュートへの出場も決まった。レース後、敏春さんは「最高の舞台で最高の走りを見せてくれた」と、大舞台で力を発揮した息子をたたえた。
からの記事と詳細 ( 森重「銅」に喜ぶ恩師「スタート、少しビビったかな…次は金メダルを」 - 読売新聞 )
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