吉富漁協(福岡県吉富町)が吉富漁港の沖合で育成していたアサリが大量になくなったことがわかった。約450キロ分とみられ、盗まれた可能性があり、同漁協は苅田海上保安署に被害届を出す方針。
同漁協は7年前から、海中に約50センチ四方のネットの袋を沈め、浮遊するアサリの幼生を袋の中に定着させ、育てる事業を行っている。
今年2月末、2年前に設置した1000袋のうち約300袋がなくなっていることに気付いたという。なくなった袋の中のアサリは、直径2、3センチの成貝に育っていたとみられ、推定量は約450キロに上る。
外国産のアサリが熊本県産として流通していた問題が発覚して以降、国内産アサリは品薄になっており、同漁協はこうした背景からアサリが狙われた可能性があるとみている。
同漁協の山本宗一組合長は「夜間に少しずつ持ち去ったのではないか。パトロールなどで警戒することも難しい」と対策に苦慮している。
からの記事と詳細 ( 夜間に少しずつ持ち去りか、沖合で育成中のアサリ300袋なくなる…推定450キロ分 - 読売新聞オンライン )
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