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Saturday, June 6, 2020

「マスクニキビ」やべたつきに注意!20~30代男女の2人に1人がマスクによる肌トラブルを経験 - @DIME

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、新しいライフスタイルへの対応を余儀なくされている。行きたいところに行くのにも、会いたい人と会うのにも制限が付く状況により、ストレスを感じている人も多いはずだ。

このほど第一三共ヘルスケアが行った調査によると、今春は例年と比較して肌トラブルや敏感肌を感じる人が若い世代を中心に増え 、 特にストレスを抱えている人ほどその傾向が強いことがわかった。

また同時に、今年敏感肌になったと感じている女性のうち、8割以上がストレスを感じていることも明らかになった。

以下で調査結果の詳細を紹介していきたい。

今春は、20代・30代で肌トラブルが急増

調査対象者全員に、今春の肌の変化について尋ねる調査が行われた。その結果、「今年の春は例年より肌トラブルが増えた」と感じる人は、全体で約3割(31.1%)であるのに対し、年代別では20代が約6割(57.5%)に達し、30代でも約4割(39.0%)に及ぶことが明らかになった。「今年の春は例年より肌が敏感になっている」と回答した割合も、同様の傾向にあった。

また、いずれにおいても、男性より女性の方が肌の変化を感じている割合が高くなっている。

■肌のバリア機能の低下などにより、刺激に対して肌の感受性が高まった状態が「敏感肌」

私たちの体は全身が肌に覆われており、「敏感肌」と最も関係するのが、一番外側にあるわずか0.02mm(ラップ1枚程度)の角質層だ。

肌は日常的に気温や湿度、紫外線や外気に含まれる物質など、多くの外部刺激によりストレスを受けているが、この角質層が刺激から肌を守り、水分の蒸発を防ぐバリア機能として働いている。

しかし、肌のバリア機能が低下し、うるおいが不足すると、外部刺激に対して反応しやすくなる。つまり、「敏感肌」はバリア機能が低下しがちな状態であり、肌の感受性が高まったため、肌トラブルが起きている状態なのだ。

新型コロナウイルスの影響で、6割以上の人が閉塞感や恐怖感を持つ

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、各種自粛が求められるなど、私たちの生活は大きな変化を余儀なくされた。調査でも、「外出できないことによる閉塞感からくるストレス」を感じている人の割合は全体で6割以上(63.6%)、「仕事の都合などで十分に外出を自粛できず、感染リスクが高いかもしれないことによるストレス」も全体で6割以上(63.7%)となっている。いずれの結果も、男性より女性の方で、また30代で高い傾向がみられた。

今年になって敏感肌になった女性は、新型コロナウイルスによるストレスを感じている

精神的なストレスは、自律神経の乱れを起こし、肌に悪影響をもたらすとされている。そこで、敏感肌と新型コロナウイルスの影響によるストレスとの関係について調査が行われた。

その結果、「外出ができないことによる閉塞感からくるストレス」「仕事の都合などで十分に外出を自粛できず、感染リスクが高いかもしれないことによるストレス」に関して、男女ともに「敏感肌」の人が、ストレスを感じていることが明らかになった。

特に、女性において「今年の春は例年より肌が敏感になっている」と回答した人は、8割近く(77.1%)が「外出ができないことによる閉塞感によるストレス」を感じ、「感染リスクが高いかもしれないことによるストレス」に関しては8割を超える(84.0%)結果になった。

外側からの刺激だけではなく、外出自粛による閉塞感、感染リスクへの不安といった内因的なストレスが、敏感肌へとつながっている可能性がある。

●敏感肌と新型コロナウイルスの影響によるストレスとの関係

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、マスクを着用する機会が増えている。調査の結果、マスクの着用により 「肌の負担が大きいと感じる」「肌が敏感になった」と感じている人は少なくないことがわかった。特に、20代・30代の女性においては、約半数がニキビや吹き出物、肌のベタつき、カサつきなどに悩んでいる。

感染防止のためのマスクで肌への負担を感じる人も4割以上

新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、公衆衛生の基本としてマスクの着用が推奨されている。本調査でも、「今年の春はマスクをする頻度や時間が例年より増えた」と感じている人は、8割以上(83.4%)に及んだ。

交通機関や商業施設などの密集空間ではもちろん、外出時は常にマスクを着用していることも多く、そのため肌トラブルに悩んでいる人も少なくない。

「今年の春はマスクによる肌への負担が大きいと感じる」と回答した人は、全体で4割以上(40.6%)となり、女性(50.2%)や20代・30代で高い傾向にあった。また、同様に「マスク内の肌が敏感になったように感じる」と回答した人も全体で4割以上(44.7%)となり、特に女性が高く(52.8%)、年代別では20代・30代で半数以上の高い結果となった。

そして、仕事の都合などで外出せざるを得ず、「感染リスクがストレス」になっている人ほど、マスクによる肌への負担を感じる割合が高いことも明らかになった。

20代・30代の約半数がマスクによる肌トラブルを経験、女性にニキビや吹き出物が急増

特にマスクによる肌への負担や敏感肌を感じている傾向にあった20代・30代男女と調査対象者全体の平均で、マスク内の肌トラブルについて比較が行われた。

調査対象者全体の平均では各項目が3~4割前後であるのに対し、20代・30代では男女ともに高く、5割前後となっている。

特に20代・30代の女性においては、「ニキビ・吹き出物」が約7割(68.7%)となり、「肌のベタつき」も6割を超える(63.7%)結果となった。

新型コロナウイルスによるストレスや外部刺激に気をつけて

調査の結果、新型コロナウイルスなどの影響により、例年以上に肌トラブルや敏感肌を感じている人がいることが明らかになった。実際に、診療の現場でもそうした変化が起きているのか、鎌倉かまりんヒフクリニック・福永有希院長の話を紹介していきたい。

鎌倉かまりんヒフクリニック
福永有希院長

浜松医科大学卒業。横浜市立大学附属病院皮膚科入局後、おもに神奈川県内の総合病院や皮膚科へ勤務。横浜市立大学附属病院皮膚科助手、平塚共済病院皮膚科部長、おおふな皮ふ科院長などを経て、2018年、神奈川県鎌倉市に「鎌倉かまりんヒフクリニック」開院。日本皮膚科学会皮膚科専門医。日本美容皮膚科学会、日本アレルギー学会の各会員。

■ストレスや外部刺激で、肌のフローラが崩れる

近年、腸内細菌叢(さいきんそう、腸内フローラ)が話題になっていますが、実は皮膚にも200種以上の皮膚常在菌が存在していることがわかっています。

これら皮膚常在菌による代謝物などが皮膚表面を弱酸性に保ち、外界からの病原体の侵入を防ぐバリア機能を担っていますが、乾燥や紫外線といった外からの刺激を受け、皮膚常在菌のバランスが崩れると、アレルギー反応や炎症反応などが起こり、肌トラブルへとつながります。

皮膚常在菌のバランスを崩すのは、外からの刺激だけではありません。精神的なストレスを受けるとホルモンバランスが乱れ、皮膚の常在菌のバランスが崩れることがわかっています。

今回、第一三共ヘルスケアが行った調査結果では、新型コロナウイルスの影響により6割以上の人がストレスを抱え、そうした人の方が敏感肌を感じている割合が高いという結果が出ています。日本国内だけでなく世界中が不安に包まれる中、肌にも影響が出てきていることは不思議ではありません。

■化粧よれによる「マスクニキビ」が多い

また、マスクを着用することが多くなったことで、マスク内の肌が敏感に感じたり、肌トラブルが起きていらっしゃったりする方も多いという結果が出ています。実際に、私のクリニックにも、マスクによる肌トラブルで来院される方がいらっしゃいますが、特に多いのが「マスクニキビ」です。マスク内の肌は、湿度が部分的に高くなり、口腔内の雑菌が浮遊した状態で、肌本来の状態とは異なる状況に置かれています。こうした状況下で、皮膚常在菌のバランスが崩れ、ニキビを誘発している可能性があります。

マスク内のニキビ・吹き出物は、特に20代・30代の女性の方に多いという結果が出ています。これはお化粧の影響かもしれません。お化粧をしてマスクを着けると、メイクがよれて毛穴が詰まりやすくなります。ニキビを引き起こすアクネ菌は、毛穴の皮脂などの老廃物を餌にして増殖するので、お化粧をする機会が多い女性の方に「マスクニキビ」が
多く出ていることも不思議ではありません。

これから夏に向けて気温が上がり、汗ばむシーズンになりますが、マスクを着けた生活は続くと思います。「マスクニキビ」をはじめとする肌トラブルを防ぐためにも、マスクを時々外して口のまわりを換気すること、できれば1日2~3回マスクを替えて清潔に保つこと、そして女性の方は、マスクまわりには化粧を控えるようにしていただきたいと思いま
す。

■汗が多くなるこれからの季節はますます注意が必要

ご注意いただきたいのは、マスクまわりだけではありません。皮脂や汗によるベタつき、また、エアコンや紫外線による乾燥は、夏の肌トラブルを引き起こしやすくします。

汗に含まれる成分によってアレルギー反応を起こすタイプの人もいます。発汗の多い夏には肌につく汗の成分も増えますので、かぶれを避けるためにも適切な洗浄ケアが必要です。

特に今年は、新型コロナウイルスによるさまざまなストレスが、アレルギー症状を助長させる可能性もあるので、ぜひ気をつけていただきたいと思います。

肌トラブル防止の第一歩は、バリア機能の低下を防ぐことです。できるだけリラックスした時間を持ち、肌の清潔な状態を保ち、この夏を乗り切っていただきたいと思います。

女性の約7割、男性の約5割がボディの肌質を敏感肌と自覚

肌のバリア機能が低下しがちな敏感肌のケアをするには、肌質に合った方法へとスキンケアを見直すことが必要。そこで、多くの方が「塗るケア」を考えるが、塗るケアと併せて「洗うケア」を意識することが大切だ。

第一三共ヘルスケアが2020年2月に行った調査では、女性の約7割(68.5%)がボディの肌質が敏感肌であると自覚し、特に20代・30代で高率だとわかった。また、男性においても半数以上(52.4%)がボディの敏感肌を自覚しており、特に20代・30代は高い傾向にあった。

また、同調査において、1年以内に行ったボディの敏感肌を経験したときの対処法が聞かれたところ、「一般の保湿剤」(56.8%)や「敏感肌用の保湿剤」(37.9%)といった塗るケアに比べ、洗うケアは低く、「敏感肌用の洗浄料」は3割未満(28.8%)にとどまった。この結果からも、敏感肌への対応は、「塗るケア」に意識がいきがちで、「洗うケア」への意識が低いことがわかる。

■洗うことによる保湿ケアは、敏感肌ケアの一丁目一番地。塗る保湿ケアの効果を高めることにもつながります(福永院長)

敏感肌は、塗るケアも大切ですが、洗うことによる保湿ケアも重要です。私のクリニックにいらっしゃる患者さんの中にも、「きちんと保湿しているのに肌が改善しない」という方がいらっしゃいますが、洗うケアを意識的にしている方は、塗るケアをしている方よりも少ないと思います。

洗うケアの基本は“洗い残しをしない”そして“洗いすぎない”ことです。皮膚に付着したほこりや汗、化粧の洗い残しなど、汚れを残したままにすると、皮膚が刺激され、かぶれやかゆみ、また、細胞間脂質の酸化が、肌にダメージをもたらします。

きちんと汚れを落とすには、洗浄料を使う必要がありますが、“洗いすぎ”は禁物です。すこやかな肌を保つために欠かせない、皮脂膜や細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)などの保湿成分まで洗い流すと、肌のバリア機能が低下し、肌へのダメージが起こりやすくなります。よくみられのが、背中の洗い方。目で見えるところはやさしく洗っていても、背中の肩甲骨の間などは手が届かないため、タオルでこする人が多くみられます。

バリア機能を守りながら、不要な汚れだけを洗浄する。こうした「洗うことによる保湿ケア」は、敏感肌ケアの一丁目一番地。塗るケアをしてもきちんと洗浄しないと、かえって肌にダメージを与える可能性があります。逆にいえば、きちんと「洗うケア」ができていれば、うるおいを補う「塗る保湿ケア」にも確実に差が生まれると思います。

<調査概要>
調査対象:20歳~69歳の男女
調査地域:全国
調査手法:インターネット調査
有効回答数:995名
調査時期:2020年4月13日~4月20日

出典元:第一三共ヘルスケア株式会社

構成/こじへい

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June 06, 2020 at 03:21PM
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